栃木県の代表的な観光地、日光東照宮・日光山輪王寺などがある日光・中禅寺湖エリアには、華厳の滝、いろは坂、明智平、男体山、日光杉並木など豊かな自然を堪能できるスポットがあります。
また、栃木県は日光湯元温泉や那須温泉、塩原温泉、鬼怒川温泉などを有する温泉王国としても有名。宇都宮で餃子の食べ比べ、南部の佐野市の佐野ラーメンなどご当地グルメも充実しており、首都圏からなら日帰りで温泉・グルメ旅にいそしむことができます。
栃木県観光を楽しむために
栃木県を代表する観光スポット、日光東照宮・日光山輪王寺などがある日光・中禅寺湖エリアには、華厳の滝や竜頭の滝、いろは坂、明智平、戦場ヶ原、男体山、日光杉並木など豊かな自然を堪能できるスポットがあり、季節によって様々な一面を見せてくれます。
また、栃木県は日光の奥座敷である日光湯元温泉や、北部茶臼岳の麓に広がる那須温泉に塩原温泉、鬼怒川温泉などがあり温泉王国としても有名です。
日光エリアには日光江戸村、東武ワールドスクエアがあり、那須エリアには那須ハイランドパーク、那須りんどう湖レイクビュー、那須動物王国など家族で楽しめるスポットも盛りだくさんです。
他にも、宇都宮で餃子の食べ比べをするもよし、足利で足利学校跡や足利氏一門の氏寺鑁阿寺を散策するもよし、歴史的事件の舞台となった足尾銅山跡に出向くもよし、鬼怒川でライン下りをするもよしと、グルメや史跡見学、アクティビティに事欠きません。
南北に那須ガーデンアウトレットと佐野プレミアムアウトレットといった二つのアウトレットがあるので、観光の合間を見てショッピングを楽しむのも良いでしょう。
栃木県の歴史
鎌倉時代以前より栃木県域は関東武士の勢力基盤として、宇都宮市域や小山市域などで武家文化が根付いてきました。
江戸時代に入り、初代将軍の徳川家康が没すると、家康は東照大権現として神格化され、日光東照宮に祀られることとなります。これにより、日光は聖地として江戸幕府の庇護を受け、江戸時代の終焉まで譜代大名や旗本たちによって治められていきました。
明治時代になると廃藩置県により栃木県が誕生し、1884年には宇都宮に県庁が移されて本格的な県政がはじまりました。後に、旧国鉄や東武鉄道によって鉄道敷設が整うと、宇都宮市は中核市として発展し、宇都宮を中心に県内の主要都市は東京の衛星都市として今日までの歩みを続けてきました。
栃木県のご当地グルメ・食文化・特産品
宇都宮名物の餃子はあまりに有名で、老舗の味を堪能するために、遠く他県から足繁く通う人がいるほどです。市街部には名店の餃子を一か所で味わえるフードコートなども充実しており、初心者でも安心して餃子の名店巡りができます。また店舗などで販売している冷凍餃子はお土産としてもオススメです。
宇都宮には他にも、宇都宮焼きそばといったB級グルメがあります。また県南部の佐野市には、澄んだ醤油スープが上品な佐野ラーメンや、魔除けとして食べられていた佐野耳うどんがあり、那須エリアにはスープ入り焼きそばといった珍しいご当地グルメがあります。
海無し県である栃木県では畜産・農業が盛んで、大田原牛・とちぎ和牛などのブランド牛を使った料理や、ブランドイチゴのとちおとめなどを使ったスイーツなども楽しめます。
もちろん、ゆば、すいとん、今市そば、鹿沼こんにゃく、ばんだいもちなどの郷土料理も外せないご当地グルメ。他にも、栃木県民なら誰もが知っているレモン牛乳やしもつかれなど、一度は食べてみたいと思う個性派グルメで溢れています。
日光東照宮は、江戸幕府初代将軍・徳川家康の霊を祀る神社で、陽明門に代表される華やかな建築物で知られています。これは神仏混合の様式を取り入れた、他に類を見ない建築です。久能山東照宮・上野東照宮と共に三大東照宮の一つに数えられ、5件8棟の建造物が国宝に指定され、34棟が重要文化財に指定されています。 概要 日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)は、関東地方北部の栃木県日光市に所在する神社です。江戸幕府初代将軍・徳川家康を神格化した東照大権現(とうしょうだいごんげん)を主祭神として祀る、日本全国の東照宮の総本社的存在です。正式名称は「東照宮」ですが、他の東照宮との区別のために「日光東照宮」とも呼ば...»
江戸時代の文化を体感できるカルチュラルパークです。入口の関所に足を踏み入れると、広大な敷地には、実物さながらの大江戸 八百八町の町並みが再現されていて、関所街道、宿場町、商家街、忍者の里、武家屋敷が立ち並び、武士や町娘たちが出迎えてくれます。 まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような体験ができます。園内では大忍者劇場で迫力満点のアクションショーなど、至る所でショーが開催されており、楽しみどころがたくさんあります。 江戸時代の衣装に着替えて、江戸の人々になりきって散策することもできます。江戸時代の人々とふれあいながら、江戸の息吹を感じることができます。 さらに、子供たちには忍者や新撰組...»
国の史跡に指定されている日本で最も古い学校です。学校の創立については明確な情報がなく諸説あり、正確なことはわかっていません。 平安初期に小野篁によって創設されたという説があります。また室町時代中期以降、1439年に関東管領の上杉憲実が鎌倉の円覚寺の僧である快元を初代庠主に迎えて学校を整備し、学則を制定し学生を育成しました。 激しい戦乱の中でも学問の継続を保ち、3,000人以上の学生を輩出しました。その実績は著しく、イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルによって海外にも紹介されました。 現在では江戸時代の姿を再現し、一般公開されています。訪れた人々は当時の学生たちがどのような環境で学び、...»
自然と動物と子供たちとのふれあいを楽しむテーマパークです。宇都宮動物園では、ライオンやベンガルトラなどの猛獣類から、タヌキやアライグマなどの小獣類、キリン、ゾウ、カバ、クマまで、全95種類400点の動物たちと触れ合うことができます。 園内では動物のごはん(100円)も販売しており、大型の草食動物に餌をあげることができます。 動物ガイドの時間には、ワラビーやリスザルのお家に入ったり、カバやゾウにエサをあげることもできます。 園内の「なかよしランド」では、モルモットやウサギなどと実際にふれあうことができます。また、乗馬体験もこちらで楽しむことができます。 ワンワンショーをはじめ、さまざまな...»
黒い塀と蔵の建物が100メートル以上も立ち並び、その前には遊覧船が巴波川をゆったりと流れている、「小江戸とちぎ」「蔵の街」の象徴とも言える風景が広がっています。 栃木市は江戸時代から日光例幣使街道の宿場町として栄え、また、巴波川は江戸時代から明治時代にかけて江戸との舟運で北関東の商都として知られ、水上交通が栃木を繁栄させました。 今でも市内を流れる巴波川の岸辺や市中心部の蔵の街大通りには、黒塗りの堂々とした見世蔵や白壁の土蔵、商家が残っており、かつての繁栄を思い起こさせます。 栃木駅から新栃木駅まで約4kmにわたる蔵の街遊歩道があり、その道沿いに蔵と巴波川を眺めながら散策することができま...»
宇都宮の地名は、この神社がかつて下野の「一の宮」と呼ばれていたことに由来していると言われています。 宇都宮の歴史は、二荒山と共に歩んできたと言われており、約1,600年前に始まりました。 神社の歴史は古く、創建は約1,600年前にまでさかのぼり、宇都宮の始祖である豊城入彦命を祀ったのが始まりでした。 宇都宮は二荒の杜を中心に栄える街であり、今も昔も二荒山神社は宇都宮の人々の心の拠り所です。 市内の祭りのほとんどは二荒山の祭りであり、お正月や七五三、受験祈願など、暮らしの節目ごとに多くの市民が参拝しています。 神社には鉄で作られた狛犬と、美しい三十八間星兜という貴重な宝物があります。ど...»
大谷石の採掘場を利用した地下博物館です。大谷石という名前は知らない人でも、その石の質感にはどこかで覚えがあるはずです。 この石は昔から住宅や塀などの建築素材として使われてきましたが、どこでどのように採掘されているのかは、ここでしか見ることができない貴重な体験です。 資料館では、大谷石の採掘の歴史が分かる展示が行われています。手堀り時代の道具や採掘方法、運搬の変遷など、江戸時代中期から昭和34年頃までの資料が展示されています。 資料館の見どころは、地下採掘場跡です。そこは広さ2万平方メートルに及ぶ巨大な空間で、深さは30メートルで、最も深い場所では地下60メートルにも達します。 通常の坑...»
石の里に位置する、天然の洞穴に囲まれた非常に珍しいお寺です。このお寺は古代の横穴式住居跡に建てられており、国内でも優れた洞窟寺院として知られています。 神秘的な本堂内には自然の岩壁に彫られた美しい磨崖仏が10体あります。これらの磨崖仏は全て国の特別史跡かつ重要文化財として指定されています。※磨崖仏(まがいぶつ)は、石仏の一種で、自然の岩壁や露岩、あるいは転石に造立された仏像です。 特に注目すべきは大谷観音とも呼ばれている、大谷寺の本尊の高さ4メートルある凝灰岩の岩壁に彫られた千手観音像です。これは日本最古の石仏とされ、平安時代の810年に弘法大師によって作られたと伝えられています。 鎌倉...»
宇都宮市内にある石の里、大谷には大谷石の採掘場跡に立つ石造りの巨大な観音菩薩立像があります。 そびえ立つ大観音像は高さ26.93メートル(88尺8寸8分)で、胴回りは20メートルにも及ぶ立派な像です。 大谷石の壁面を利用して南側の岩肌に観音像、戦没者の慰霊を慰め、世界平和を祈念するために彫り始められました。 昭和23年(1948年)に起工式が行われ、6年にわたって大谷石採石場跡の凝灰岩層壁面に手彫りで刻まれ、昭和29年(1954年)についに完成しました。 手彫りで制作されたこの大観音像は高さは88尺8寸8分(26.93メートル)で、胴回りは20メートルです。 そして、昭和31年(19...»
那珂川の自然やそこに住む魚たちと触れ合える、水と緑の体験ゾーンです。ここでは、那珂川に生息する魚や世界の淡水魚、熱帯雨林や珊瑚礁の魚などが展示されています。 淡水魚をメインに展示されており、珍しい種類も多いです。全体で330種類の生物や2万尾の魚が館内にいます。 敷地内は「おもしろ魚館」を中心にした自然公園となっており、「お魚ふれあいステーション」では釣りや魚のつかみ取りも楽しむことができます。 館内は展示ゾーンと体験ゾーンに分かれており、那珂川やアマゾン川を中心に300種類の魚を2万匹見ることができます。 また、魚に関する知識を深めるだけでなく、草木染めやおまんじゅう作りなど、貴重な...»
立派な建物と可愛らしい庭園が出迎えてくれ、まるでイギリスに来たかのような気分に浸れる美術館です。 イギリスのコッツウォルズ地方の農村風景を再現している緑豊かな庭園に、荘厳な石造りの中世の貴族の館が建っており、その風景に完全に魅了されます。 建物の資材や工法に至るまで、すべてが本物にこだわっています。内部は石造りでありながら、どこか暖かさを感じさせる雰囲気で満たされています。 館内にはヨーロッパの教会から集められた1800年代を中心としたアンティークステンドグラスが美しく配置されており、見る人を心穏やかな気分にしてくれます。 美術館内ではパイプオルガンやオルゴールの演奏も行われており、普...»
広大な94,000㎡の園内に8つのテーマで美しい花々が植えられています。庭園内では季節ごとに花々が咲き誇り、園内を美しく彩ります。 特に春になると見ごろを迎える大藤棚は見事です。4月中旬から5月中旬にかけて、素晴らしい藤棚を見ることができます。薄紅色、紫、白、黄色といったさまざまな色の藤の花が風に揺れ、まるでカーテンのような美しい光景が広がります。 夜には幻想的なライトアップが行われ、その光景は見応え十分です。また、80メートルにわたる白藤トンネルも必見です。この風景は、忘れられない思い出になることでしょう。毎年、「ふじのはな物語〜大藤まつり〜」も開催されています。 10月末から2月初旬...»
織姫山中腹に位置する朱塗りの美しい神殿が特徴の神社です。創建は1879年で、八千々姫命と天御鉾命を祀っています。産業振興を祈願して建てられました。 緑に囲まれた山の中に建っています。歴史と伝統を誇る足利の機業地の守護神を祀っており、産業振興や縁結びのご利益があると信じられています。 足利音頭にも、足利を訪れる際には織姫様の赤いお宮を目印にするという歌があります。 この神社は明治12年に建てられましたが、翌13年に火災で焼失してしまいました。その後、昭和9年に社殿の再建が始まり、昭和12年には現在の社殿が完成しました。 この社殿は当時としては珍しい鉄筋コンクリートで作られており、美しい朱...»
足利市に建つ寺院で、鎌倉時代の武家屋敷の面影を偲ばせる足利一門の氏寺です。 源姓足利氏の2代目義兼が建久7年(1196年)に自邸内に持仏堂を建て、大日如来を守り本尊として祀ったことから始まりました。3代目義氏が堂塔伽藍を建立し、足利一門の氏寺となりました。 周囲には土塁と堀がめぐらされた寺域はほぼ正方形で、約40,000平方メートルの広さを持ち、鎌倉時代の武家屋敷の面影を今に伝えています。地元の市民には『大日様』と親しまれています。 本堂は鎌倉時代に、当時の中国で最新の寺院建築様式である禅宗様を早くも取り入れたものです。禅宗様の仏堂としては密教寺院で初期の例であり、また関東地方における禅...»
日光周辺には48もの滝が点在する中で、最も有名なのが華厳滝です。中禅寺湖の湖水が大岸壁から一気に落下する、高さ97メートル、幅7メートル、滝壺の深さ4.5メートルの壮大な姿が特徴です。 自然の雄大さと美しい形状を同時に楽しむことができるこの滝は、日本三大名瀑のひとつに数えられています。 エレベーター(有料)で約1分、100メートル下がったところに、滝壺を正面間近に見える観瀑台があります。 水しぶきが弾けながら轟音とともに水が一気に流れ落ちる様子は圧巻そのもの。梅雨明けや台風後など中禅寺湖の水量が増加する時期は、より迫力ある勇姿を楽しめます。 華厳ノ滝は季節ごとに異なる景色を楽しむことが...»
敷地面積が52.4ha(東京ドーム10個分以上)の「みぶハイウェーパーク・道の駅みぶ」にある、四季折々の花々を楽しめる花壇や、広大な原っぱが広がる都市公園。 道の駅みぶは、北関東自動車道の壬生PAのハイウェイオアシスでもあるため、パーキングエリアから徒歩で入園することもできます。壬生町おもちゃ博物館も隣接しています。 駐車場から正門までの道は、りんごの木が並び、秋には美しい赤いりんごが出迎えてくれます。広大な敷地には四季折々の花々が咲き誇り、ベンチに座って噴水を眺めながらゆったりとくつろげます。 屋内で遊べる「こどもの城」や「ふしぎの船」、ごっこ遊びや楽しい教室が開催される「ぱなぱなのま...»
壬生パーキングエリア(壬生PA)に隣接のハイウェイオアシスである「みぶハイウェーパーク」は、、高速道路と一般道のどちらからも簡単にアクセスできます。 壬生町の観光情報があつまる観光交流センター「みらい館」には、レストランや売店、農産物直売所などさまざまな店舗や施設があります。 「道の駅みぶ」は、みぶハイウェーパークを含む広大な敷地(約53ha)に位置する大型の道の駅です。 ここでは、気軽に一息つける休憩スポットとして利用できるだけでなく、近隣にある観光スポットも充実しており、壬生町を存分に楽しむことができます。 道の駅には「とちぎわんぱく公園」や「壬生町おもちゃ博物館」、「壬生町総合公...»
中世の西洋のお城をイメージした建物の玩具の「遊べる」博物館です。玩具メーカーの工場や倉庫が集まった「おもちゃのまち」という地名もある、おもちゃとの縁が深い壬生町の壬生町総合公園(道の駅みぶ)内にあります。 館内は明るくカラフルで、楽しく遊べるコーナーがたくさん用意されています。体を使って遊べる「きっずらんど」や、1960年代頃からの貴重で懐かしいおもちゃが約9,000点展示されている「きっずたうん」などがあり、子どもから大人まで家族で楽しむことができます。さらに、北関東最大級のジオラマを展示する「鉄道模型の部屋」では、鉄道模型を走らせることもできます。 きっずらんど 1階の「きっずらんど...»
大人から子どもまで、好奇心をくすぐる展示物が数多く展示されています。エントランスでは、高さ約5.6メートルのRX-78ガンダムの原寸大の胸像が設置され、パイロットのアムロ・レイとともに来場者を出迎えます。 ヨーロッパを中心としたおもちゃコレクション約7,000点、そして江戸時代から現代までの日本のおもちゃコレクション約2万点など、厳選された展示物が館内に並んでいます。 さらに、世界で有名なエジソンの発明品コレクションの約3,000点や、日本最大級の蒸気自動車「ペンデンプリンセス号」(1919年イギリス製)など、貴重な品々も展示されています。その充実した内容は、新たな発見と創造のチャンスに満...»
日光市街と中禅寺湖・奥日光を結ぶ、特徴的なカーブが48箇所もある急な坂道の観光道路、いろは坂。 この道路は下り専用の第一いろは坂と、上り専用の第二いろは坂の2つの坂で構成されており、二つの坂を合計すると48か所もの急カーブがあることから「いろは48音」にたとえてこの名がついたとされています。 カーブごとに「い」「ろ」「は」・・・の看板が立っており、楽しみながらドライブを楽しむことができます。急な上り坂が続き、標高差は440メートルです。 第二いろは坂(上り専用)の途中にある明智平展望台からは素晴らしい景色が広がり、第一いろは坂を望むこともできます。 秋には日光で最も紅葉の美しいスポット...»
豊かな自然の中禅寺湖の湖畔に立つ多くの優雅な別荘は、明治時代の中ごろから昭和初期にかけて、外国人や各国の大使館が建てた別荘で、国際的な避暑地として栄えました。 園内にある建物は、1928年にイタリア大使館の別荘として建てられ、1997年まで歴代の大使が利用していました。 公園には本邸と副邸の2棟があり、本邸は床板や建具、家具などをできるだけ再利用して復元され、副邸は「国際避暑地歴史館」として整備され、かつての歴史を紹介しています。 公園の周辺には小道や橋、桟橋があり、中禅寺湖の美しい景色を楽しむことができます。特に本邸のテラスからは中禅寺湖や周辺の山々が一望でき、桟橋からは男体山の姿を眺...»
奥日光の国際避暑地・中禅寺湖の豊かな自然と英国の文化の歴史を楽しめる公園です。 中禅寺湖畔には明治中頃から昭和初期にかけて、多くの外国人別荘が建てられ、国際避暑地として賑わいました。 公園内の建物は、英国外交官で明治維新に大きな影響を与えたアーネスト・サトウの個人別荘として建てられ、後に英国大使館別荘として使われました。現在はその姿を復元しています。 内部では、国際避暑地の歴史や英国文化に関する展示が行われています。また、2階の広縁からは、サトウが愛した中禅寺湖畔の美しい風景を楽しむことができます。 アーネスト・サトウは奥日光を愛し、明治5年に初めて訪れ、3年後には「日光案内」というガ...»
華厳ノ滝と中禅寺湖のそばに位置し、奥日光の自然や歴史を映像設備などを活用して、楽しく学ぶことができるミュージアムです。 奥日光の情報発信基地であり、ビジターセンターとしても機能し、四季折々の最新の自然情報やハイキングコースの案内、自然体験イベントなど、幅広い活動を行っています。 館内には最新のデジタル技術を駆使した体験型展示が行われています。ネイチャーガイドによる自然体験やスノーシューハイキング、バードウォッチング、星座鑑賞、トレッキングなどさまざまなイベントも開催されています。 自然系展示室では、最新のデジタル技術を活用した没入感のある映像で奥日光の雄大な自然を体感できます。 また、...»
奥日光の中心に位置する中禅寺湖は、約2万年前に男体山の噴火によってできた溶岩が渓谷をせき止め形成された堰止湖で、海抜高度1,269メートルに位置し、日本でも屈指の高さを誇る湖です。 湖は透明な水を湛え、周辺は四季折々の美しい景色を楽しむことができます。特に初夏のツツジや秋の紅葉が見事です。 日本百景にも選ばれており、湖畔には日光二荒山神社中宮祠や日光山中禅寺(立木観音)、中禅寺温泉、華厳滝、竜頭滝、戦場ヶ原など、奥日光を代表する見どころが数多くあります。 キャンプ場や貸しボート、遊覧船なども湖畔にあり、アウトドアレジャーを楽しむこともできます。大きなホテルや旅館、みやげ屋が立ち並んでいて...»
奈良時代に創建された日本の大本山で、東叡山・比叡山と並ぶ、日光の社寺を代表する広大な敷地を持つお寺です。 この輪王寺は、日光山全体を指す総称であり、山内には多くの支院が存在しています。 境内は2つのエリアに分かれており、東照宮に近い山内には三仏堂や宝物殿などがあり、多くの参拝者が訪れます。また、奥日光にも中禅寺や温泉寺があり、こちらも輪王寺の支院として機能しています。 歴史は非常に古く、奈良時代に遡ることができます。日光開山の祖である奈良時代の僧・勝道上人が766年に四本龍寺を建てたのが始まりで、その後、日光山全体を統合しました。日光山は、天台宗の三本山の一つとして位置づけられていました...»
日光山の開祖である奈良時代の僧・勝道上人は、前人未到の男体山の頂上(標高2,486m)に到達した後、延暦3年(784年)に中禅寺を建立し、修行の場としました。 当初は男体山の登拝口の方にありましたが、明治35年(1902年)の大山津波をきっかけに、中禅寺湖の歌ヶ浜に移転しました。 中禅寺は坂東三十三観音霊場の第十八番札所に位置し、立木観音や波之利大黒天など、特徴的な仏像が祀られています。 日光山輪王寺の別院であり、日本国の重要文化財に指定されている日光山開山の祖である勝道上人が彫った十一面千手観音菩薩が祀られています。 この観音像は、勝道上人が中禅寺湖上で千手観音様の姿を目にし、一本の...»
日光の中でも特に美しい「戦場ヶ原」の奥に広がる温泉地で、金精峠の麓にある湯ノ湖の湖畔に広がり、白根山などの高い山々が背後に迫る風景が特徴です。 ここでは、四季折々の美しい花々の変化を眺めながら温泉に浸かることができます。泉質は硫黄泉で、温泉の効能は神経痛やリウマチに効果があると言われています。ここでの滞在は心身のリフレッシュに最適です。 近代的な建物が多い中でも、静寂な雰囲気が漂っており、新緑や紅葉の季節を始め、一年中、スキーやキャンプ、登山の拠点として多くの観光客を迎えています。 また、湯ノ湖一周や湯滝を通り、戦場ガ原、中禅寺湖へと続くハイキングコースも整備されており、刈込・切込湖を経...»
男体山の噴火によってできた中禅寺湖の北岸に位置し、中禅寺立木観音や二荒山神社中宮祠の周辺に広がる、古くから避暑地として親しまれてきた温泉地です。 源泉は日光湯元温泉で、1951年から引湯が始まりました。日光湯元温泉の泉質は硫化水素泉で、約78度の非常に高温の源泉ですが、約12キロメートルの距離を移動する間に入浴に適した温度になります。 中禅寺温泉街は、二荒山神社中宮祠の周辺にホテル、旅館、民宿などが約10軒ほど存在しています。 また、中禅寺湖周辺は観光の拠点としても利用されており、東北岸には湖上の遊覧船乗り場やボートの貸し出し、お土産店などが湖畔に並んでおり、観光温泉の雰囲気が漂っていま...»
広い園内は花と緑に囲まれた落ち着いた空間で、約1,200種類の植物を鑑賞できる大温室もあります。大きな花壇には、季節ごとに手入れの行き届いた美しい花々が咲き誇っています。 広大な敷地温室が並び、温室内では寄せ植え教室などのイベントやガーデニングの展示が行われており、普段ガーデニングを楽しんでいる人にとって参考になる展示も盛りだくさんです。 年間を通じて季節に合わせた体験教室や園芸講座も開催されており、初心者でも楽しめる企画が用意されています。栃木県産の高品質で豊富な品揃えの花を販売している店舗もあります。 とちはなちゃんドーム(鑑賞大温室) 国内最大級の一棟建て温室です。熱帯や亜熱帯の...»
岩石が広がり、荒涼とした風景が広がるこの地は、九尾の狐にまつわる伝説が残る史跡としても知られています。 那須湯本温泉付近に存在する溶岩の地で、周囲には硫黄の匂いが立ち込め、独特の雰囲気を醸し出しています。 この地は九尾の狐が絶世の美女「玉藻の前」として化けて鳥羽天皇に近づきましたが、正体を知られて逃げてきた場所として知られています。 退治された妖狐は石になり、その怨念が毒気となって近づく人や家畜・鳥獣を殺し続けたと伝えられ、「鳥獣がこれに近づけばその命を奪う、殺生の石」として古くから知られています。 周辺からは硫化水素や亜硫酸ガス、砒素などの有毒ガスが噴出し、今でも硫黄臭が漂っています...»
鬼怒川温泉街と楯岩をつなぐ歩道専用の吊橋です。全長約140メートルで、鬼怒川の急流や美しい山々を一望することができます。 橋の高さは約40メートルで、大岩を抜けるように架かっています。 楯岩は高さ約70メートルで、戦いの時に使われる楯に似ていることからその名が付けられました。 楯岩の頂上には展望台があり、鬼怒川の清流や温泉街、遠くの鶏頂山など、素晴らしいパノラマが広がっています。 春は山々の花々、夏は涼しい川の流れ、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の美しい自然が広がる鬼怒川温泉。その魅力を肌で感じられるのが、温泉街と名勝「楯岩」を結ぶ鬼怒楯岩大吊橋です。 この歩行専用の大吊橋は、...»
渓谷美が美しい日光奥の景勝地です。周囲には日光東照宮や華厳の滝、鬼怒川温泉郷など、自然に囲まれた豊かな観光地が広がっています。日差しを浴びてマイナスイオンに満ちた渓谷美は、その美しさに魅了されること間違いありません。 憾満ヶ淵周辺には、「化地蔵」と呼ばれる約70体の地蔵群が点在しています。数えるたびに数が異なると言われる不思議な由来を持つ地蔵たちは、毎年2月に開催される「日光キャンドルページェント」で約3500本のキャンドルに照らされ、幻想的な光景を見せてくれます。 大谷川の小渓谷は、男体山から噴出した溶岩によって形成された奇勝です。川岸には巨岩があり、その上には晃海僧正によって造られた不...»
かつて「日本一の鉱都」と呼ばれ、栄えた歴史を持つ銅山です。その坑内を観光することができます。閉山後、一部の坑道が開放され、トロッコ電車に乗って薄暗い坑道を進むと、当時の鉱石採掘の様子がリアルな人形で再現されています。 また、銅の製錬過程などが展示されている「銅資料館」などの資料館も併設されています。敷地内にはレストハウスもあります。 毎年8月にはナイトツアーが開催され、足尾銅山ならではの体験型イベントなどが楽しめます。 足尾銅山の坑道跡を活用して1980年に開設されました。坑内電車に乗って全長700メートルの坑道を見学することができます。 途中では39体の人形を使って銅鉱採掘の様子が再...»
関東地方でも雄大な渓谷美に彩られた素晴らしい温泉街です。 江戸時代に発見され、当時は日光詣の僧侶や大名だけが入浴を許されていた由緒ある温泉です。 明治時代以降、一般にも開放されるようになり、多くの観光客が訪れるようになりました。 鬼怒川渓谷沿いには数多くの旅館やホテルが建ち並び、関東地方有数の大規模な温泉地として発展しました。 泉質はアルカリ性の単純温泉であり、神経痛や五十肩、疲労回復、健康増進に良いとされています。また、無味無臭でくせがなく、肌にも優しいため、多くの人々が楽しむことができます。 周辺は自然に囲まれており、江戸ワンダーランドや東武ワールドスクウェアなどのテーマパークも...»
地域文化として全国でも名高い「宇都宮餃子」。市内には餃子専門店が多く、”宮っこ”たちは、それぞれひいきの店を持っているという。専門店のほとんどが餃子メニューのみだが、中には「焼餃子」限定の専門店も!宇都宮に餃子が根付いた理由は諸説あるが、一つは宇都宮の気候が内陸性で夏暑く冬寒い気候に対応するために、餃子でスタミナをつけた、という説。また、戦争中、中国の北東部に進出した日本軍師団の駐屯地が宇都宮にあり、その師団員が中国で食べていた餃子を帰国後に広めたため、専門店などが多く開かれたとも言われている。...»
”とちぎ和牛”は栃木県の指定生産農家によって育てられた黒毛和牛のなかで、肉質が良好なものだけが名乗れるブランドだ。栃木県内で飼育されている和牛は約1万頭いるといわれ、その内”とちぎ和牛”と認定されるものは年間で約3千頭前後だというから、その審査基準の厳しさが見てとれる。サシが入った霜降り肉で、キメが細かく、豊かな風味を持ち、柔らかく、十分な旨みが味わえる”とちぎ和牛”は、他のブランド牛にも匹敵する高級牛肉として、市場で高評価を得ている。...»
県内2つの乳製品メーカーが製造する、無脂肪牛乳や生乳に、レモンの風味と甘味を加えた飲み物。戦後間もなく、宇都宮市の「関東牛乳株式会社」が「関東レモン牛乳」の名称で発売し、ヒット商品となった。しかし、製造元が廃業し、2004年に製造を中止。その後、「栃木乳業株式会社」が製造を正式に継承し、2005年に「関東・栃木レモン」の名で復活した。2003年から日本では生乳100%のものしか「牛乳」と表記することができなくなったため、商品名から「牛乳」が省かれている。 もう一つのレモン牛乳は、宇都宮市の「針谷乳業株式会社」が1940年代後半に開発し製造。現在は「針谷おいしいレモン」の名称で商品化しているが、...»
塩原温泉の名物“とて焼き”は、ほどよい厚さに丸く焼いた生地に具をはさみ、クレープのように紙で巻いたお手軽ファストフード。同温泉で古くから親しまれる名物“遊覧トテ馬車”と、それに使われるラッパに形状が似ていることから“とて焼き”と名付けられた。生地は那須塩原産の卵と牛乳を使い、どらやきにも似た味わい。中の具材はあんこや生クリームのスイーツ系からチリチキンなどの惣菜、手巻き寿司風まで、それぞれのお店が独自の個性を発揮した豊富なラインナップだ。温泉街を歩きながら、気になるメニューを試してみては。...»
”耳うどん”は、佐野市仙波町などの地区に伝わる正月の郷土料理で、うどん生地を麺ではなく、耳の形にして、野菜や肉と一緒に煮込んで食べる料理。この耳は、鬼の耳に見立てられており、耳を食べてしまえば他人の悪口が聞こえなくなるので、近所付き合いが円満にいく、といういい伝えがあるという。もっちりとした食感と素朴な旨み、しいたけとカツオ出汁をベースにした関東風の濃いしょうゆ味の汁が体にしみ渡る。また、伊達巻きなど、おせち料理の素材を入れて出すお店もあるようだ。...»
ゆばは大豆の加工品のひとつで、豆乳を作り、これを煮たとき表面にできる薄い膜を引き上げたものである。山岳宗教の盛んな時代に全国から集まった僧や修験者たちが、魚類に代わるたんぱく食品として重宝し、その後皇室、僧侶、神官の方々の重要な食品として、今に伝わる。同じゆばでも、京都のゆばは仕上がりが平たい、幾重にも巻き上げる日光のゆばはボリュームがあって丸いなど、地域によって特色があり異なる風味が楽しめる。漢字表記も京都は「湯葉」、栃木は「湯波」と違っているのもおもしろい。...»
栃木県佐野市の名物”いもフライ”は、ふかしたじゃがいもをひと口大の大きさに切り、串に刺して揚げた後、特製ソースをかけて仕上げたもの。地元では、とても馴染みがある食べ物で、昔は行商人がリヤカーを引いて販売していたといわれ、現在では八百屋、精肉店、スーパーといった小売店から、祭の露店でも見かけられる。ホクホク感のあるじゃがいも自体に甘みがあるため、ソースはあまり甘くなく、そのバランスの絶妙さが美味。小腹がすいた時など、おやつ代わりに調度良い。...»
栃木県は、八溝そばや仙波そば、栗山そばなど、色々なそばが食べられる蕎麦どころ。農家などでは冠婚葬祭の時には自家製のそばをふるまう習慣もあると言う。そんな蕎麦どころには、そばにニラを乗せて食べるという地域独特の食べ方、「にらそば」がある。薬味というよりはかなり多めのニラをそばとともに豪快にいただくのだが、シャキシャキの食感とそばののどごしを楽しんで食べるのが楽しい。他にも、大根をあわせた「大根そば」や「けんちんそば」など、地域独特のそばの食べ方がある。...»
ダイコンとニンジンを粗くおろし、ダイズや塩鮭の頭を入れて酒かすで煮た料理。大豆は節分のものを、塩鮭の頭は正月のもの保存して利用する。 【歴史・由来】初午(節分の後、最初の午の日)に作る栃木県の代表的な郷土料理で、無病息災を祈って赤飯とともに稲荷神社にお供えする。7軒の家のしもつかれを食べると病気にならないといわれている。 【食べるシーン】初午の日に赤飯とともにお稲荷様に供え、冬の日常食のおかずとしても食べる。 【作り方】・ダイコン、ニンジンを粗くおろす。・ダイズ、サケの頭、油揚げなどと煮込む。・塩、しょうゆ、酒かすで味を調える。 【提供店】2月頃、県内の居酒屋等でお通しとして提供される...»
栃木県南西部、渡良瀬川北岸にある佐野市は、200軒以上のラーメン店が自慢の味を競うラーメンの町。中太のちぢれ麺が一般的な”佐野ラーメン”の特徴は、麺を打つときに青竹を使うこと。これによってコシが強くなり、麺の中に気泡が増えることで、熱伝導が高まり短時間でゆで上がる。青竹打ちは、その昔、中国広東省出身の料理人が佐野を訪れた際に伝授されたということだ。スープはしょうゆ味が基本だが、そのベースは鶏がら、豚骨など、店によって様々。食べ歩いてお気に入りの一軒を見つけてもらいたい。 特徴 佐野ラーメンは、特有の青竹打ちの平麺が特徴です。この麺作りには竹を使い、青竹を使って麺を打つことから「青竹打ち」と...»
宇都宮は、国内のカクテル大会で度々優勝者を出すなど、多くの優秀なバーテンダーを輩出している。「宇都宮カクテル」は、清らかな水と澄んだ空気、そして肥沃な大地で育まれた、新鮮な地元の野菜や果物を素材に、プロのバーテンダー組織「宇都宮カクテル倶楽部」のレシピ提供と監修による本格派のカクテルだ。「宇都宮カクテル倶楽部」が中心となり、様々な企画やイベントも開催され、宇都宮の違った一面が楽しめる。バーテンダーの極上のもてなしと、ジャズを楽しむ大人の夜を…...»
栃木の佐野周辺で郷土料理として出される”大根そば”。大根はおろさず、千切りにして、シャキシャキのまま、あるいはそばと一緒に茹でて、麺と混ぜ合わせて食べるものというものだ。一説には、「食べ物が少なかった時代に、少ないそばでおなかを満たすために、大根の千切りを添えてボリュームアップしたのが始まり」ともいわれている。このようなダイコンのせん切りを混ぜたそばは他県にもあり、岩手では「ひきなそば」、佐渡の海府地方では「そばのセンゾボウ」、鹿児島では「大根そば汁」と呼ばれている。...»
塩と米酢でしめた最高級のマス、日光ゆば、高根沢産コシヒカリを使用した手作りの鱒寿し。全国弁当グランプリでグランプリに輝いたほか、「王様のブランチ」おすすめ駅弁ベストテン1位、青春18きっぷ駅弁甲子園準優勝など受賞多数。 日光鱒鮨本舗 無添加で、化学調味料などを一切使わず、自然の素材をいかした『鱒寿し』。新鮮なマスを利用し、機械を使わず丁寧に手作りされている。また、日光を代表する名産品のゆばを使った弁当や、鱒寿しやちらし寿しを笹で包んだ『ささむすび』も人気。素材は厳選した新鮮なものを使用している。...»
ニッコウイワナはきれいで冷たい水の場所に生息し、栃木県北部から西部の河川源流域を中心に住む。平成6年に、わずかに生き残っていたニッコウイワナが地元漁協と栃木県水産試験場により、日光市の奥深い山渓で発見された。この時に人工授精で誕生した851尾の稚魚が、栃木県「ニッコウイワナ」の始祖。本来、デリケートで育てるのが困難な魚だが、栃木県の美しい水と養殖技術で育てられている。川魚独特の臭みや苦味がないので、塩焼きはもとより、炊き込みごはん、甘露煮や天ぷらなど、丸ごとそのまま食べることができる。 旬 4月 5月 6月 7月 8月...»
日光東照宮で有名な日光名産の漬物。醤油を作る過程でできる熟成したもろみのような“たまり”に、らっきょうを飴色になるまで漬け込んだもの。らっきょうが発酵熟成し、たまりの旨みが凝縮された味わい。 一般的な甘酢漬のほかに、はちみつを使用した黄金色のものや、ワインや紫蘇を加えて淡い赤色にしたものなどがある。また、味噌が熟成したときに表面に染み出る“たまり”に漬け込んだものも有名だ。良質のらっきょうのシャキシャキの食感と、豊かな風味を楽しめる。...»
栃木県の特産品の一つであるかんぴょうは、生産量日本一。国産かんぴょうのほぼ全量が下野市・小山市・壬生町などで生産されている。県内で生産された「ゆうがお」の果肉を、桂剥きのようにひも状に剥いて干す。夏になると農家の庭先で行われることの多いかんぴょう剥きは、栃木の風物詩である。食物繊維はごぼうの約3倍、カルシウムは牛乳の約2倍、とミネラル豊富な食材である。巻き寿司の具や煮物に入れる巾着の結束等に用いるのが一般的だが、きんぴらや酢の物、サラダの材料や揚げ物の衣等にも良く合う。 かんぴょう(干瓢、乾瓢)は、ふくべ(ウリ科ユウガオの品種)の果実をひも状に剥いて乾燥させた食品です。ウリ科ユウガオは、ヨル...»
「ちたけ(乳茸)」の名称は、ちたけを裂くと乳白色の汁が出ることに由来する。梅雨明け頃、農作業で山や畑に行くと雑木林の中にちたけが自生しており、味と香りがとても良かったことから、麺類のだしとして使われるようになった。ちたけとナスを炒め、だし汁を加えてしょうゆ、みりんなどで味を調えたちたけ汁を、そばにかけて食す郷土料理である。現在でも旬となる夏には地元の人たちがこぞってちたけを採りに山林に分け入るほど人気の食材である。県内のうどん屋やそば屋などでもメニューに取り入れている。...»
小麦粉と黒糖を練り込んで作った生地で、あんを包んで蒸して作られる、手のひらより少し小さいくらいのまんじゅうで、栃木県の鬼怒川温泉周辺の名物となっている。”鬼怒川温泉のまんじゅう”は、あんだけを包んで作ったものが”小倉”と呼ばれ、もっとも一般的なものになるが、小倉に限っても、お店によって、皮のツヤや色合い、食感、味わいが違うだけでなく、なかのあんにもこだわりがあり、様々な味わいが楽しめる。栗とあんのコンビがおいしい”栗入り”も人気。食べ歩きでバリエーションを楽しんで欲しい。...»
全国有数のそばの生産地である栃木県。なかでも日光市今市地区は、作付面積、収穫量ともに県内屈指であり、そば処として有名だ。豊かな自然と日光山麓からの名水、そして、日光街道の宿場町としての歴史が、そば食文化を育み、数多くの手打ちそば処が軒を連ねている。栃木県は、人口当たりのそば店舗数が全国トップクラスで、毎年11月の新そばの時期には、そば祭りが盛大に行われるなど、生活の中に“そば”が深く根づいている。...»
生産量日本一のいちご王国、栃木。県内ほぼ全域で栽培されており、その中でも主要な品種である「とちおとめ」は鮮やかな色、大きくて甘くバランスのととのった食味で人気のあるいちごだ。栃木は、豊かな自然と、肥沃な大地、冬の日照時間の長さや寒暖の差が大きいという気候特色がいちごの栽培に適している。とちおとめは、女峰に次ぐ品種として開発された。自然のいちごは、春に花をつけ初夏に熟すが、栃木のいちごは、ほとんどがハウスで栽培となり、11月から5月にかけて収穫・出荷される。 旬 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 栃木県のイチゴは、日本一の評価を受けています。特に、収穫量においては昭和43年から5...»
新鮮な牛乳や卵・清らかな水などパン作りに欠かせない素材が多く揃う那須エリアは、こだわりのパン屋が点在する。毎日朝早くから香ばしい香りを漂わせ、丁寧に手作りされたほかほかのパンが各店舗に並ぶ。那須高原の緑豊かな景色もパンの美味しさをより一層引き立てる。噛むほどに味わいの増すパンは、各工房ごとにこだわりも様々。天然酵母・中に混ぜ込む具材・無添加等、好みに合わせて、パン屋巡りをしてお気に入りの1店を探してみるのも良いのでは。...»
日光国立公園内の高原地帯です。赤薙山の中腹に広がる標高1,300m~1,600mの高原地域「キスゲ平」や、日光三名瀑の一つ「霧降ノ滝」などの自然景観が広がり、ハイキングコース、キャンプ場、ゴルフ場などの観光施設、そして別荘地も整備されています。こうした施設を活用して、一年中リゾートとして楽しむことができます。 キスゲ平 高山植物の宝庫であり、春から秋まで、100種類以上の花が咲き誇ります。3月下旬にはマンサク、4月から6月にかけてはカタクリやツツジ類が美しい花を咲かせ、6月中旬から7月にかけてはニッコウキスゲの群落も見どころです。 特にニッコウキスゲの群生地として有名です。6月下旬から7...»
栃木県那須塩原市の塩原温泉郷の店舗で食べることができる、ご当地グルメ。醤油味のスープに、ウスター系ソースで味付けし、野菜などとともに香ばしく焼き上げた焼きそばを入れた、ラーメンに類似した麺メニュー。そのルーツは店舗により主張があって定かではなく、店舗ごとに鶏ガラを使う・豚肉を入れるといったこだわりも。扱う店舗数は少ないながらも、斬新な内容が受けてご当地メニューとして紹介され、土産物としても商品かもされている。 塩原温泉で50年以上も愛されている塩原名物「スープ入り焼きそば」 作り方は炒めたてのソース焼きそばをどんぶりに入れ、しょうゆ味のスープを注いで出来上がり。しょうゆ味のスープは徐々にソ...»
日光市所野に位置する滝で、利根川水系の板穴川の支流である霧降川に存在します。この滝は、華厳滝や裏見滝とともに「日光三名瀑」の一つとされており、また日本の滝百選にも選ばれています。 霧降ノ滝は上下二段に分かれており、上滝の高さは25m、下滝の高さは26mで、滝の全長は75mになります。滝の頂部の幅は約3mですが、下部では約15mに広がります。 観瀑台が南側に設置されており、ここから滝壺への下り道があります。この道を往復するには約40分かかります。 また、1915年にフランス人外交官・ガロアによって発見された珍虫・ガロアムシが滝の近くで生息していることでも知られています。 霧降ノ滝の名前の...»
戦場ヶ原は、男体山と赤城山の神々が中禅寺湖を巡って争ったという神話に由来する場所です。昔は湖でしたが、今では広大な湿原として400ヘクタールもの広さを誇っています。この湿原には350種類もの植物が生息し、また多くの野鳥が生息することから、「国際的に重要な湿地」として認められ、ラムサール条約に登録されています。 湿原を囲むように自然研究路が整備されており、約2時間で歩けるハイキングコースもあります。男体山を背景にした展望ポイントからは、広大な湿原が一望でき、自然の美しさを感じることができます。一年中楽しむことができますが、特にワタスゲやホザキシモツケが見頃の6月中旬から8月上旬、草紅葉が美しい...»
元禄2年(1689年)、俳句の巨匠 松尾芭蕉が奥の細道の旅で日光を訪れ、この滝を見て「暫時は滝にこもるや夏の初め」という句を詠んだことで知られる、高さ約20メートルの裏見滝。 この滝は、大谷川の支流である荒沢川の上流に位置しています。現在は参拝することはできませんが、滝の裏には不動明王が祀られています。 日光は日本でも有名な滝の多い地域であり、その中でも華厳ノ滝、霧降ノ滝、裏見ノ滝は「日光三名瀑」と呼ばれています。 日常の騒がしさを離れて、ゆったりと日光三名瀑めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。自然が好きな方や癒しを求める方にとって、特におすすめの滝です。 裏見滝は、時には「裏...»
甚五焼きとは、山の形に整えたご飯を竹串に刺し、すりつぶしたジュウネ味噌を塗って炭火でこんがりと焼いたもの。“ジュウネ”とはエゴマのことで、食べれば10年長生きできるという謂れからその名がついた。その昔塩原の人々は、山の神様をおそれ祭りのときなどにこの甚五焼きを神様にお供えしたそう。「みやじま釣堀園」では、特製の自家製味噌をつけて炭火で焼いてくれる。ちなみに味噌だけではなく、米、エゴマ、さらには炭まで自家製というからすごい。香ばしい味噌の香りが何ともいえない、今となっては贅沢なご当地グルメだ。...»
精米歩合60%に磨き上げた小山産の”五百万石米”を原料にして、桃色酵母(アデニン要求酵母)という特殊な酵母で醸した、乳桃色の華やかな色合いが印象的なにごり酒。麹が造り出すかわいらしいピンク色と、ほんのりと優しく上品な甘味が特徴だ。アルコール分も約10度と低めに抑えてあるため酒が強くない人や女性にも飲みやすい。日常の晩酌のお供はもちろん、桃の節句や正月のお屠蘇でなど使うと、行事にほっとする彩りが添えられる。 自然界にある酵母由来の色です。着色料、古代米及び果実等は一切含まれておりません。 杉田酒造 日本の酒造会社で、栃木県小山市(旧・中村上泉)で良質な水を得て1873年(明治6年)に創業。 ...»
かんぴょうの原料である夕顔だが、栃木県南エリアは日本屈指の生産地。栃木市ではさらなるおいしい食べ方を模索して「夕顔ラーメン会」を結成し、市内の多くの食堂で夕顔ラーメンを味わうことができる。夕顔の粉末を麺に練り込むことで生まれるやわらかな食感とつるりとした喉越しが、煮干ダシのあっさり醤油スープにマッチしておいしいと好評を得ている。夕顔は食物繊維やカルシウムを多く含んでいるので、美容や健康にいいといわれている。おいしいラーメンでヘルシーを目指そう。 栃木県は、日本のかんぴょう生産の8割以上を担っています。このかんぴょうの主原料は夕顔の実です。夕顔ラーメンの麺は、夕顔の実の粉を混ぜて作られており、...»
那須の高原野菜、栃木しゃも、栃木和牛など那須産食材で作られる、那須のB級グルメ。 【歴史・由来】「那須の喰初(くいぞめ)すいとんのいわれ」1820年頃に黒羽藩の大名、大関増業(ますなり)公の姫が、食欲が衰える病に伏した。治療の効果なく快復の見込めない状況に困り果てたある夜に「那須湯本の題目碑に祈祷せよ」とお告げがあった。「喰初庵」の日蓮上人の御題目に祈祷したところ、お供え物の米の団子を白湯に入れて食べたという、いわれが残る。 【食べるシーン】ご飯の代わりに家庭の食卓で日常的に食べられている 【作り方】那須産の食材と小麦粉を練った生地を出汁で煮込む。 【豆知識】B級グルメとして近年登場し...»
日光や那須塩原など標高1000メートル地帯で栽培される”塩原高原大根”。旬は10~12月で、特に甘味の多い秋が絶品。大根をすってそのまま汁を飲むと、まるで洋ナシのように甘く、肉質がトロッと軟らかい。根の上部は、刺し身のつま、ぬか漬けなど生食向き。真ん中付近は、甘みがあり、ふろふきだいこんに最適。根の先端は辛いので、薬味、はりはり漬けに。葉も油いためや佃煮で美味しく食べられる。肌にひげ根やくぼみがなくなめらかで、色が白く、ツヤとハリがあるものが良品。 旬 9月 10月 11月...»
完全無ろ過の果汁100%でフレッシュジュースのような地ビール。健康に良いビール酵母をはじめとするビタミンB郡や繊維質をはじめ、ポリフェノールも含んでおり、ヘルシーでさわやかな飲み心地が楽しめる生ビールだ。世界三カ国(ドイツ、アメリカ、日本)のビール品評会等で金賞を受賞、宮内庁御用達の「那須高原ビール愛」に加え、“とちおとめ”を使用し、いちごの甘酸っぱさと香りが人気の「いちごエール」や、那須深山から溢れ出た雪解け水を仕込み水とした「雪中熟成深山ピルスナー」など、那須の自然をいかした品が揃う。 100%麦芽を使用し、ろ過も行わない純粋な製法で、那須深山の雪解け水を活かしたビールを醸造しています。...»
“いもぐし”は、茹でたり蒸した里いもを、串で刺して焼き、味噌を塗ったもの。主に栃木県日光、那須地方で食べられる郷土料理で、各地の儀礼や行事に欠かせない料理として深く根付いている。例えば、那須塩原の旧家では、正月にもちを食べずに、蓑(みの)・笠(かさ)を身に着け、いもぐしを食べる風習が現代にも残っている。また、西那須野町の家庭では正月にいもぐしを肴におとそが飲まれるほか、日光市では、田植えや取り入れの終わったあとの会食などに、いもぐしともちが食べられるそうだ。 くしいも もちの代わりに食べられた那須の郷土食 那須地方で作られている郷土食のひとつで、さといもを串に刺して、ねぎ味噌やごま味噌を...»
ふっくらと炊き上げた県産コシヒカリの上に、ほどよくソースが絡んだやわらかいヒレカツをのせたソースカツ丼。カツをかじった後に、ほのかにソースが香るご飯を口が一杯になるまでかきこむように詰め込む。カツ丼好きにはたまらない瞬間だ。足利市は、ソースカツ丼発祥の地をうたうだけあって、市内だけでも数十の人気店が点在し、各店舗によってソースの味の違いや、ご飯とカツの間にキャベツを挟む、レモンを添える等、様々な工夫でオリジナルの味が楽しめる。...»
いもフライと焼きそばを扱う駄菓子屋などで一口大に切ってゆでたジャガイモか、いもフライを焼きそばとともに炒めた、栃木市のローカルフード。同様のものが、足利市などでは「ポテト入り焼きそば」として普及している。発祥は、いもフライと焼きそばを扱う駄菓子屋とも、戦後の食不足をまかなうためとも言われる。トレンディドラマの一場面で、栃木市出身のヒロインと相手役が、焼きそばにジャガイモを入れるか入れないかで議論したという場面も。ホクッとした味わいとボリューム感が人気の秘密。...»
栃木県の那須岳を水源とする1級河川 那珂川(なかがわ)は、天然魚の宝庫。那須岳から流れる清らかで豊かな水が、良質の苔を作り、それを餌とする魚たちがたくさん集まってくる。そんな数多くの魚たちの中でもひときわ多いのが天然アユ。鮎の漁獲高に於いても日本一。那珂川は流れが速いため、身が引き締り、香り豊かな天然アユが育つ。清流・那珂川は、昔から天然鮎のメッカとして多くの釣り人に愛され、6月には解禁を迎え多くの釣客がアユ釣り目当てにやってくるスポットでもある。また県内の鬼怒川でも天然アユがとれる。こちらでは昔ながらのやな漁(川に竹を並べて、大掛かりな罠を仕掛ける漁)を再現し、観光客を楽しませている。 旬...»
いちごの里は170棟のビニールハウスがある観光農園で、いちごだけでなく、さくらんぼ、ブルーベリー、桃、ぶどうなど、季節ごとの果物狩り、じゃがいもや枝豆などの収穫体験(要予約)も楽しめます。四季折々、新鮮な味覚を求めて多くの家族連れが訪れています。 イチゴ狩りが楽しめるリゾート体験 いちごの里では、栃木ならではの幻のいちご「とちひめ」も楽しめます。とちひめは、とちおとめよりも大粒で果肉が柔らかく、酸味が少なく甘みが強い特徴があり、とちおとめとの味比べも楽しめます。 カフェでの朝食といちご狩りのセットや、ナイトいちご狩りとカフェでのディナーセットなどのお得なメニューもあり、ファミリーやグルー...»
日光のゆばは、修行僧の高タンパク質の携帯食として昔から造られていました。豆乳ゆばラーメンは、ゆばを造る豆乳と鶏がらベースのスープを合わせオたリジナルスープで、トッピングには、大判の生ゆばをのせ、白胡麻で風味をつけた塩ラーメン。クリーミーな豆乳入りスープと、とろとろの引き上げ湯波が好相性。 あさやレストハウス 神橋の目の前に立ち、神橋が望める席もあるレストラン。湯波の一品料理からそば、うどん、ラーメンなど幅広いメニューが揃う。刺身や佃煮、串揚げ湯波などさまざまな湯波料理をセットにした湯波の会席膳、ゆばを使った8品の洋ランチ、彩りゆばランチ1600円も好評。予約がおすすめ。...»
地元、小山市産の”赤米”、”緑米(もち米)”といった古代米から造られる珍しい焼酎。赤米は麹米に、緑米は原料に用いられ、緑米の葉緑素がブドウ糖を自然に生成するため、より強い甘味とほのかな香りが、まろやかな喉ごしで楽しめるという。古代米は縄文時代頃に中国から伝わったとされる米で、米自体に色が付いておりビタミンやミネラル、ポリフェノール、繊維質等、栄養豊富な米として近年注目を集めている。薄赤く色づいた赤米は、タンニンが含まれたうるち米の一種で流通も多いが、緑米は全国的にも生産量が少なく希少な品だ。...»
那須塩原名物の“トテ馬車”の応援隊「馬並銀治郎商店」が企画したご当地グルメが“しもつカレー”。塩原11湯のうち福渡・門前・古町地区の飲食店、土産店、ホテルなどの参加店が提供する。郷土料理“しもつかれ”に入る豆類・大根・にんじんといった食材を使用して、カレーを作ることが条件で、自由度が高く様々な形で味わえる。そのバラエティに富んだメニューはご飯ものだけでなく、うどんにそば、パン、つけ麺、さらにはパスタまであるから驚きだ。それぞれの店が工夫を凝らしたメニューは、訪れる人々の舌を楽しませている。...»
“門外不出”は、「せいろ蒸留機」で吟醸粕を抽出し、かめ壷で軽く熟成貯蔵させるという、伝統製法で作られたお酒だ。水は日光山系の伏流水をふんだんに使い、ごくわずかにとれるアルコールの雫を丹念に集めたまろやかで個性的な味わい。門外不出という名前は、職人の栃木県と土地の恵を愛する心と、県内限定販売としていることにちなんで付けられたという。楽しみ方は、ロック、お湯割り、水割り等がおすすめ。柑橘類と相性が良く、ひと搾りするとキレのあるさっぱりとした味わいになる。 伝統的な木製のせいろを用い、酒粕を蒸留することで、少しずつ抽出されるのが、粕取り焼酎です。 吟醸粕の蒸留によって生まれるふくよかな香りと、飲...»
那珂川は東の四万十川と称され、天然アユを含めた40種類以上の魚が生息している清流。アユのシーズンになると、川には多数の「やな」が設置されアユ漁が始まる。「やな」とは産卵のため下流に下る鮎の性質を利用した漁法で、竹や木を組んで作った仕掛けで川をせき止めて鮎をとるモノだ。やなが設置してある場所では鮎料理が食べられることもあり、シーズンには多くの観光客でにぎわう。とれたての塩焼きや炉端焼きは香ばしく、野趣溢れるおいしさ。”アユフライ”、”アユめし”、”アユアライ”、”田楽”などでも楽しめる。 旬 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月...»
大田原牛とは、栃木県大田原市に本拠を構える「大田原牛超(大黒屋総本家)」の登録商標で、30年の歳月を費やして育て上げた銘牛だ。那須の豊かな自然の恵みを受けた専用農場で、飼料・環境・衛生など、徹底したこだわりと、プロの工夫と技によって育てられる“大田原牛”。通常の和牛よりも長く熟成してから市場に出されるのが特徴で、美しい霜降りが入った肉は、焼き上げるとジューシーで口中でとろけるよう。さっぱりした中にも旨みとコクがあり、シンプルに塩コショウで食べるのがおすすめ。...»
いちご収穫量45年連続日本一を誇る栃木で、17年の歳月をかけた新たな品種が誕生した。10万株以上の中から厳選されたスカイベリーは、美しい形の大粒で味わい深い優れた特性を兼ね備える。 果実が極めて大きく、外観に優れ、甘味と酸味のバランスのよい味である。収量においてはとちおとめに比べ20%程度多く、とちおとめでは発症しやすい病気である萎黄病に強い耐性を持つ。 名前は全国公募から選ばれ、平成24年9月7日に商標登録された。名前は「大きさ、美しさ、美味しさのすべてが大空に届くようないちご」という意味と栃木県内にある日本百名山の1つ「皇海山」にちなむ。登録品種名は「栃木i27号」 特別な日に食べ...»
栃木県は、県内各所でビニールハウスを使ったアスパラガスの栽培が行われており、那須町周辺でも育てられている。これらの地域のアスパラガスは品質が良い事で知られているが、その秘密は、県内の畜産農家から供給される良質の堆肥にあるようだ。自然の堆肥で育ったアスパラガスは育ちが良く、一般的に1株10年といわれている寿命も15年ほどにのびるという。平成21年には“那須の高原アスパラガス”としてブランド認証もされ、県内での栽培もますます増えているとのことだ。...»
五目めしには、つきものの汁物。お祭りや来客の時にごちそうとして振る舞われる一品。...»
“那須の美なす(ビーナス)”は、栃木県那須塩原市内や那須町、大田原市などを中心に栽培されている“なす”の品種。「V字4本仕立て」と呼ばれる植え付け法で、徹底した管理のもと栽培される。旬は6月上旬から11月中旬頃までで、その名の通り美しくしなやかなシルエットと、黒に近い艶やかな濃紺色が特徴。肉質はやわらかく、料理の種類を選ばない。ハウス栽培は、3月下旬頃から市場に出荷されている。那須のご当地食材を使ったランチプレート“なすべん”にも使われている、那須を代表する野菜のひとつ。 旬 6月 7月 8月 9月 10月 11月 ...»
ご飯の足りない時や、日常食として良く食べられていた。地域によりはっとう汁(法度汁)、だんご汁、とっちゃなぎもちとも呼ばれ、季節により団子には小麦粉のほか米粉を使用する。...»
県南地方では、12月になると沼や堀をかい掘りして、なまず、ふな、こい、うなぎなどの魚がとれる。特にふなは「寒ぶな」と言っておいしく、焼いて正月用の甘露煮、昆布巻きなどに利用される。正月にはお頭つきの魚となり、縁起物として扱われる。...»
今から約350年前の江戸時代の頃、佐久山藩主である福原資清公が参勤交代の折に、干し鮎でだしをとったうどんを食べたといわれる。資清公はこの味をたいそう気に入り、佐久山に戻られてから箒川の鮎を用いて、自ら干し鮎を作り試作し、佐久山の名物として町民に作らせていった。それから、佐久山では干し鮎を使った鮎うどんが名物となり、うどん茶屋が何軒あったとされている。その味を忠実に再現すべく、干し鮎から手作り、他のダシや化学調味料を一切使わず、江戸時代の風味豊かな味を作り出したのが「鮎うどん」だ。...»
手打ちの太麺と季節の野菜や里芋、大根などをたっぷりの汁で煮込んだ料理。うどんを「切っては入れ、切っては入れ」食す様子から、自然とこの呼び名がついたとされる。地域によっては、「煮ぼうと」や「煮ぼうとう」、「おきりこみ」とも呼ばれる。昔、農作業を終えた女性たちが、栄養バランスに優れ手早く大量に作れる料理として作り始めたのが発祥と伝わる。今では一般家庭でも多く作られており、おふくろの味として愛されている。...»
豆類といも類、あるいはかぼちゃとあずきを一緒に煮て、しょうゆやみそで調理した料理。材料が似たもの同士であることから「いとこ煮」と呼ばれるようになったと言われている。 那須地域では冬至に、かぼちゃを食べる習慣があります。さらに、ゆであずきとかぼちゃを使ったいとこ煮が家庭で作られることもあります。また、別の料理として、富山県から伝わったごぼう、大根、にんじん、こんにゃく、里芋、そしてゆであずきを煮て作る醤油味の「いとこ煮汁」も地域で楽しまれています。...»
栃木県では、こんにゃくいもの生産が盛んで、生玉のできる秋から春にかけては、手作りのこんにゃくを作る。こんにゃくは、冠婚葬祭の料理には欠かせないもので、昔から、胃の砂おろしと言われ、健康面での評価が高い食品である。...»
精進料理としても親しまれている、秋から冬にかけて収穫される野菜を使った定番料理。春や夏にも、季節の野菜を利用すると美味しく調理できる。...»
そばの増量のために、冬はだいこんで「だいこんそば」、春〜夏にはにらで「にらそば」にして食す習慣があった。これらを加えることで、そばの風味が増して美味しく食べられる。だいこんそばは、年越しに食べる地域も。...»
塩原では大小さまざまなそばの名店があり、湧き清水や自家栽培したそばを使用したり、昔ながらの石臼で挽きたて・打ちたて・湯でたてを提供するなど、店ごとのこだわりも光る。清らかな水で育まれた蕎麦は、風味が豊かでさわやかな喉越しが食欲をそそる。また、店によってはそば打ちの体験教室を行っている店舗もあるので、希望する場合は事前の予約がおすすめ。...»
清流に育つ鮎は栃木県の貴重な食材で、祭りや事日に振る舞われる。炊き込み用の鮎は、素焼きを使うこともある。...»
塩原温泉の温泉まんじゅうを作り続ける今井屋製菓が、温泉街の飲食店とタッグを組んで作りあげたコラボ商品。各店自慢の具材をもちもちした中華まんの皮に包み蒸し上げた歩きながらでも楽しめるお手軽フードだ。自家製のこしあんと栗を包み込んだ“自家製こしあんの今井屋まん”、自家製みそを使ったみそラーメンを具材にした“味噌ラーメンの銚子屋まん”、贅沢に使用したお肉が美味しい“牛ステーキの花水木まん”、じっくり煮込んだ特製カレーとチーズを組み合わせた“本格カレーの洋燈(らんぷ)まん”などがある。...»
「おやまブランド」認定商品“ひまわり焼酎”に、焙煎した小山産のひまわりの種をさらに加えて、シェリー樽で熟成させて造られるお酒。夏の太陽をたっぷり浴びたひまわりの種は香ばしく、麦のやわらかな香りとマッチして、まろやかで香り高い味わいを醸し出している。ほんのりと甘みも感じられるので、焼酎が苦手という人にも飲みやすい一品だ。淡いオレンジ色のパッケージに黄金色のお酒が目印。箱入りなので、おみやげやパーティに持参しても喜ばれる。...»
かんぴょうの素である「ゆうがお」の果肉部分をまるごと細かく砕いて、温風処理で乾燥させた粉末かんぴょう。これに国産小麦イワイノダイチを配合し、風味を損なわないように製造したうどんが「かんぴょううどん」。茹で上がった麺は、滑らかでツルツルした舌ざわりと、コシが強くもちもち感が楽しめる。水溶性と非水溶性の食物繊維が豊富なかんぴょうは鉄分・カリウム・カルシウムなども摂取できる。うどんに加工されたことで、さらに手軽に美味しく健康的な食材を食すことができる。...»
創業1884年(明治17年)、日本有数の歴史を持つ伝統のワイナリー「那須ワイン」。山麓に自家農場を構え、小規模で丁寧なワイン造りをしている。四代目オーナーの渡邊嘉也氏はボルドーのシャトーを渡り歩き修行。帰国後はボルドーを代表するぶどう品種である“メルロ”や“カベルネ・ソーヴィニヨン”などを自ら栽培し、数々の銘醸で培った技術が光るワインを生み出している。赤、白、ロゼのほか、アルコール発酵中に瓶詰めを行う微発泡性の“ペティアン”を醸造・販売。数量限定のため、見つけたら即購入が鉄則だ。...»
豊富な湯量と様々な泉質を楽しめる那須の名湯。標高1,250メートルの場所に湧く秘湯、リゾート気分で自然を満喫できる温泉など、様々な温泉地が点在し、各所で“温泉まんじゅう”が販売されている。どの店舗もこだわりの素材を使っているため、どれも味わい深い。例えば、御用菓子などを扱う老舗の「扇屋総本店」は大きめで、こしあんがたっぷり入っているのが特徴。「風月堂」の温泉まんじゅうは平べったく、皮が薄く柔らかい。湯けむりに包まれた温泉街で散策がてらに好みの一品を選んでみてはどうだろう。 御菓子司処 明治屋 創業明治元年(1868年)の老舗和菓子屋。温泉まんじゅうは、作り置きをせずに、当日蒸したものだけを...»
栃木の新しい顔として登場した“なつおとめ”は、夏から秋にかけて収穫できるいちごで、夏であっても比較的涼しい栃木の県北地域を中心に生産が始まり、平成23年に登録された新品種だ。色や形がよく、酸味も感じられるので、スイーツ業界での需要も期待されている。冬~春は“とちおとめ”、夏~秋は“なつおとめ”と、「いちご王国栃木のダブルおとめ」として栃木いちごの二大ブランドの柱となることを期待されている。 旬 7月 8月 9月 10月 11月...»
栃木県の市農林公園「ろまんちっく村」では、地元宇都宮産の二条麦芽を使った地ビール(クラフトビール)の製造販売をしている。重厚なコクとしまりのある苦味で一番人気の”MUGITARO”を始め、スタンダードな味の”MUGIJIRO”、宇都宮餃子会と共同開発した餃子にあう”餃子浪漫”など、様々な種類があり、バナナのようなフルーティーな風味を持つ”桜”、チョコレートのビター感が味わえる”プレミアムクラフテッドビール”といった期間限定品も充実。ご当地ならではのフレッシュ感があふれる味を堪能して欲しい。...»
地下水位が高く、畑に十分な深さがとれない土地では、ねぎを寝かせるように植えなおしながら育てる。寝かされたねぎは日光を求めてまっすぐに生長しようとするため、少しずつ曲がり、収穫時には大きく曲がった”曲がりねぎ”となる。この栽培法は植えなおす手間がかかるものの、生長過程のねぎにストレスをかけることで、自然の甘みが引き出されるという特徴があるようだ。栃木県の新里地区で作られている曲がりねぎは”新里(にっさと)ねぎ”と呼ばれ、熱を通すと甘みがさらに強くなることから、鍋の定番の具材として地元でも人気だ。 旬 12月 1月...»
自然あふれる那須高原では、雪解けが始まる4月頃から“ふきのとう”を筆頭に山菜が顔をのぞかせる。“こごみ”や“うど”、“うるい”、“ぜんまい”、“こしあぶら”、そして“たらの芽”などをあちこちで見ることができる。4月から5月にかけての最盛期には、山菜採りを目当てにこの地を訪れる人々も多い。現地では、旅館やペンションなどで山菜をふんだんに使った料理が楽しめるほか、道の駅や直売所などにも山菜がたくさん並ぶ。 旬 4月 5月 ...»