とちぎ花センターは、栃木県佐野市、みかも山公園のふもとに位置する花の総合施設です。1992(平成4)年10月に、花の生産振興と花とのふれあいを通じた心豊かな人づくりを目的として栃木県により開設されました。広大な敷地内には鑑賞施設と生産施設が整備され、観賞・体験・学習・交流が一体となった空間が広がっています。
園内は花と緑に囲まれた落ち着いた雰囲気に包まれ、四季折々の花々が訪れる人々を優しく迎えてくれます。ゆったりと散策しながら自然の美しさを感じられる、県内屈指のフラワースポットです。
センターのシンボルともいえるのが、国内最大級の一棟建て温室「とちはなちゃんドーム」です。温室内には約1,200種類もの植物が繁り、熱帯・亜熱帯の花や植物、果実などが一年を通して鑑賞できます。
ヒスイ色の花を咲かせる「ヒスイカズラ」や、世界三大珍植物のひとつとされる「キソウテンガイ」など、普段目にすることの少ない珍しい植物も展示されています。まるで南国を訪れたかのような空間の中で、植物の多様性と生命力を間近に感じることができます。
ドーム内の展示室では、季節に合わせた企画展や特別展示も開催され、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力のひとつです。
黄色が目印の体験温室では、寄せ植えづくりや花育教室などの体験講座が行われています。初心者でも気軽に参加できる内容が多く、親子での参加にも人気があります。土に触れ、植物を育てる楽しさを実感できる貴重な機会となっています。
緑色が目印の展示温室では、栃木県内の生産者や品種の紹介コーナー、季節感あふれるガーデニング展示が行われています。新しい植物の楽しみ方や庭づくりの提案など、日頃ガーデニングを楽しむ方にとっても参考になる展示が充実しています。
さらに青色の温室では、県内で生産されている切り花を中心とした展示が行われ、栃木県の花き産業の魅力を広く紹介しています。
屋外に広がる大花壇は、とちはなちゃんが舞い降りた姿をイメージした6枚の花びらのデザインが特徴です。年に3回植え替えが行われ、約3万株もの季節の花々が咲き誇ります。
春のチューリップやパンジー、夏のサルビアやマリーゴールド、秋のコスモスなど、訪れる時期ごとに異なる景観が楽しめます。色鮮やかな花々が一面に広がる光景は写真撮影にも最適で、多くの来園者が思い出の一枚を残しています。
園内のバラ園では、青バラ「青龍」や「オンディーナ」を作出した育種家・故小林森治氏のコレクションが保存されています。ロイヤルローズや香り高い品種、河合伸志氏育成のバラなど、約450種類もの多彩なバラを鑑賞できます。
開花期には園内が華やかな香りに包まれ、優雅なひとときを過ごすことができます。
また、フラワー館は大花壇を眺めながらゆったりとくつろげる休憩スペースです。体験教室の会場として利用されることもあり、交流の場としても親しまれています。
ホール棟には多目的ホールがあり、コンサートや展示会、講演会などが開催されています。ホールは有料で貸し出しも行っており、会議やサークル活動など幅広く利用されています。
併設の「HANAcafe」では、食事やコーヒーを楽しむことができ、散策の合間のひと休みにぴったりです。
このほか、生産温室や研修施設、優良種苗の増殖を担う施設なども整備されており、とちぎ花センターは観賞施設であると同時に、花の生産と普及を支える拠点としての役割も果たしています。
アクセスは、JR岩舟駅から車で約10分、東武日光線静和駅から車で約15分です。また、東北自動車道佐野藤岡ICから車で約5分と、高速道路からの利便性にも優れています。
とちぎ花センターは、花を見るだけでなく、学び、体験し、交流することができる総合的なフラワー施設です。四季折々の美しい花々に囲まれながら過ごす時間は、日常の喧騒を忘れさせてくれることでしょう。
家族でのレジャーはもちろん、園芸愛好家の学びの場としても魅力あふれるスポットです。みかも山公園とあわせて訪れ、花と緑に満ちた穏やかなひとときをぜひお楽しみください。
2月〜10月 9:30〜16:30
11月〜1月 9:30〜16:00
3月〜5月 無休
6月〜2月 月曜日(祝日の場合は翌日)
その他メンテナンス休園有
年末年始
鑑賞大温室入館料
大人 410円
小人 200円
電車・バス:両毛線 岩舟駅からふれあいバス岩舟線で約13分、「とちぎ花センター前」下車
JR・東武栃木駅からふれあいバス岩舟線で約35分、「とちぎ花センター前」下車
車:東北自動車道 佐野藤岡ICより約5分