県内2つの乳製品メーカーが製造する、無脂肪牛乳や生乳に、レモンの風味と甘味を加えた飲み物。戦後間もなく、宇都宮市の「関東牛乳株式会社」が「関東レモン牛乳」の名称で発売し、ヒット商品となった。しかし、製造元が廃業し、2004年に製造を中止。その後、「栃木乳業株式会社」が製造を正式に継承し、2005年に「関東・栃木レモン」の名で復活した。2003年から日本では生乳100%のものしか「牛乳」と表記することができなくなったため、商品名から「牛乳」が省かれている。 もう一つのレモン牛乳は、宇都宮市の「針谷乳業株式会社」が1940年代後半に開発し製造。現在は「針谷おいしいレモン」の名称で商品化しているが、取り扱い量が少ないため、宇都宮市内のごく一部でしか入手できない。