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とちおとめ(いちご)

いちご王国・栃木を代表する人気品種

とちおとめは、生産量日本一を誇る「いちご王国・栃木」を象徴する代表的な品種です。栃木県は昭和43年(1968年)以降、50年以上にわたりいちごの収穫量全国1位を維持しており、その中心的存在となっているのがこの「とちおとめ」です。県内ほぼ全域で栽培されており、特に真岡市は全国有数の出荷量を誇る産地として知られています。

栃木の自然が育む、極上の味わい

栃木県はいちご栽培に適した自然条件に恵まれています。肥沃な大地、冬場の長い日照時間、そして昼夜の寒暖差が大きい気候が、甘みの強い高品質ないちごを育てます。自然界のいちごは春に花を咲かせ初夏に実りますが、栃木では主にハウス栽培が行われ、11月から5月頃まで長期間にわたり旬の味覚を楽しむことができます。出荷は10月から6月頃まで続き、冬から春にかけてが最盛期となります。

とちおとめの特徴と魅力

1996年に栃木県で開発されたとちおとめは、東日本の主力品種であった「女峰」の後継として誕生しました。果実は美しい円錐形で大粒、鮮やかな赤色が印象的です。糖度は9~10%と高く、酸度は比較的低めで、甘みと酸味のバランスに優れた濃厚な味わいが特長です。果肉は緻密で果汁が豊富なため、生食はもちろん、ケーキやパフェなどのスイーツにも最適な万能いちごとして高い評価を受けています。

開発の背景と普及の歩み

1980年代後半、栃木県はいちご生産額で他県に抜かれたことを契機に、新たな主力品種の開発に着手しました。数千にも及ぶ交配試験と厳選を重ね、甘みや食感に優れ、大粒で多収な系統が誕生します。それが後に「とちおとめ」と命名され、1996年に品種登録されました。生産者や関係機関の努力もあり、1999年には県内栽培面積の大半を占めるまでに普及し、全国的な人気品種へと成長しました。

観光でも楽しめる「いちご王国」体験

栃木県では冬から春にかけて、いちご狩り体験が各地で行われ、多くの観光客でにぎわいます。完熟したとちおとめをその場で味わう体験は、産地ならではの贅沢です。また、とちおとめを使用したスイーツや加工品も豊富で、お土産としても人気があります。

太陽の恵みをたっぷり受けて育つとちおとめは、まさに栃木の誇りです。観光で訪れた際には、ぜひ旬の味覚を味わい、その魅力を体感してみてはいかがでしょうか。

Information

名称
とちおとめ(いちご)

益子・真岡

栃木県