生産量日本一のいちご王国、栃木。県内ほぼ全域で栽培されており、その中でも主要な品種である「とちおとめ」は鮮やかな色、大きくて甘くバランスのととのった食味で人気のあるいちごだ。栃木は、豊かな自然と、肥沃な大地、冬の日照時間の長さや寒暖の差が大きいという気候特色がいちごの栽培に適している。とちおとめは、女峰に次ぐ品種として開発された。自然のいちごは、春に花をつけ初夏に熟すが、栃木のいちごは、ほとんどがハウスで栽培となり、11月から5月にかけて収穫・出荷される。
旬 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月
栃木県のイチゴは、日本一の評価を受けています。特に、収穫量においては昭和43年から50年以上も連続して全国1位という実績を持っています。栃木県は首都圏に位置しており、その立地を活かして新鮮なイチゴを県外に供給できます。また、冬季においても晴れの日が多いため、イチゴは元気に育つことができます。このような条件が、栃木県のいちごの美味しさの秘密となっています。
「いちご王国・栃木」とも呼ばれる栃木県では、県内の広範囲で苺が栽培されていますが、その中でも真岡市が最もいちごの栽培が盛んです。この市は全国でもっとも苺の出荷量が多い地域の一つです。
栃木県のいちご生産においては、全国で栽培されているいちごの約30%が「とちおとめ」という品種で、この品種が栃木県によって登録されました。「とちおとめ」のように優れた品種の育成と、いちご生産者たちの努力が「とちぎのいちご」を支えています。