地下水位が高く、畑に十分な深さがとれない土地では、ねぎを寝かせるように植えなおしながら育てる。寝かされたねぎは日光を求めてまっすぐに生長しようとするため、少しずつ曲がり、収穫時には大きく曲がった”曲がりねぎ”となる。この栽培法は植えなおす手間がかかるものの、生長過程のねぎにストレスをかけることで、自然の甘みが引き出されるという特徴があるようだ。栃木県の新里地区で作られている曲がりねぎは”新里(にっさと)ねぎ”と呼ばれ、熱を通すと甘みがさらに強くなることから、鍋の定番の具材として地元でも人気だ。
旬 12月 1月