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鬼怒川温泉

(きぬがわ おんせん)

鬼怒川温泉は、栃木県日光市鬼怒川地区に広がる、関東地方を代表する温泉地のひとつです。鬼怒川の上流域、雄大な渓谷に沿って温泉街が形成されており、箱根や熱海と並び「東京の奥座敷」と称されるほど、首都圏からのアクセスに恵まれた観光地として知られています。年間200万人以上の宿泊客が訪れる、日本有数の温泉観光地であり、その名称は地域団体商標にも登録されています。

雄大な渓谷美に彩られた関東有数の温泉地

鬼怒川温泉最大の魅力は、何と言っても鬼怒川が長い年月をかけて形作った壮大な渓谷美です。川の両岸には旅館やホテルが立ち並び、客室や露天風呂からは四季折々に表情を変える渓谷の景色を楽しむことができます。春は桜、新緑が芽吹く初夏、涼やかな風が心地よい夏、そして秋には山々が赤や黄色に染まる紅葉の季節と、一年を通して異なる魅力を堪能できる点も、多くの人々を惹きつける理由のひとつです。

歴史に彩られた由緒ある温泉

鬼怒川温泉の歴史は古く、江戸時代に発見されたと伝えられています。元禄4年(1691年)、現在の鬼怒川西岸・滝地区に源泉が見つかり、「滝の湯」と呼ばれていました。当時は日光詣の帰路に立ち寄る僧侶や諸大名のみが入浴を許された、由緒正しき温泉であったとされています。

明治時代に入ると一般開放され、明治2年には東岸で藤原温泉も発見されました。その後、1927年(昭和2年)に両温泉を総称して鬼怒川温泉と呼ばれるようになり、現在の名称が定着します。1929年の鉄道開通を契機に旅館やホテルが次々と建設され、戦後の高度経済成長期には大型温泉地として大きく発展しました。

泉質と効能

鬼怒川温泉の泉質は、アルカリ性単純温泉です。無色透明・無味無臭で刺激が少なく、肌にやさしい湯として幅広い世代に親しまれています。神経痛、五十肩、関節痛、疲労回復、健康増進などに効果があるとされ、古くから湯治場としても利用されてきました。

かつては「傷は川治、火傷は滝」と称され、火傷に効く温泉としても知られていました。総源泉数は30以上、豊富な湯量を誇り、現在も安定した供給が続けられています。

四季の見どころ

桜の見頃(目安)

開運桜は4月中旬、護国神社・温泉神社周辺やさくら並木通りでは、4月上旬から中旬にかけて美しい桜を楽しむことができます。

紅葉の見頃(目安)

日塩もみじラインは10月中旬から11月上旬、龍王峡や鬼怒川温泉街、鬼怒楯岩大吊橋周辺では、10月下旬から11月中旬が紅葉の最盛期とされています。

充実した温泉街と滞在環境

鬼怒川沿いには約40軒ものホテルや旅館が立ち並び、公共浴場や足湯、日帰り入浴施設も充実しています。鬼怒川温泉駅周辺には、土産物店、飲食店、カフェ、観光案内所、レンタカー、銀行、郵便局などが揃い、観光拠点として非常に便利です。近年は外国人観光客の姿も多く見られ、国際色豊かな雰囲気も魅力のひとつとなっています。

周辺の主な観光スポット

鬼怒川温泉ロープウェイ

標高約700メートルの丸山山頂まで約3分半で結ぶロープウェイです。山頂の総檜造りの展望台からは、鬼怒川温泉街と渓谷を一望することができます。

龍王峡

鬼怒川上流に広がる約3キロメートルの峡谷で、火山岩が浸食されて生まれた迫力ある景観が特徴です。奇岩怪石が連なり、自然の力強さを間近に感じられる名勝地です。

鬼怒楯岩大吊橋

鬼怒川に架かる歩行者専用の吊橋で、「縁結びの橋」とも呼ばれています。橋の上からは、渓谷美と清流を同時に楽しむことができます。

鬼怒川ライン下り

船頭の巧みな櫂さばきで川を下りながら、楯岩や像岩などの奇岩を眺める人気のアクティビティです。自然を体感できる迫力ある体験が魅力です。

テーマパーク・体験施設

東武ワールドスクウェアでは世界の建築物を精巧なミニチュアで鑑賞でき、日光江戸村では江戸時代の町並みや文化を体験できます。そのほか、とりっくあーとぴあ日光や日光さる軍団など、家族連れでも楽しめる施設が揃っています。

アクセスの良さも魅力

東武鬼怒川線を利用すれば、浅草や新宿方面から特急列車で乗り換えなしのアクセスが可能です。車の場合も日光宇都宮道路・今市インターチェンジから約30分と便利で、日光観光の拠点としても最適な立地です。

まとめ

鬼怒川温泉は、歴史ある名湯と雄大な渓谷美、充実した観光施設が三位一体となった関東屈指の温泉地です。温泉で心身を癒し、自然や文化に触れ、家族や友人と多彩な楽しみ方ができる魅力あふれる場所として、何度訪れても新たな発見があります。日光を訪れる際には、ぜひ鬼怒川温泉でゆったりとしたひとときをお過ごしください。

Information

名称
鬼怒川温泉
(きぬがわ おんせん)
リンク
公式サイト
住所
栃木県日光市鬼怒川温泉
電話番号
0288-22-1525
アクセス

電車:東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅下車すぐ

車:日光宇都宮道路 今市ICから約20分

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