日光市所野に位置する滝で、利根川水系の板穴川の支流である霧降川に存在します。この滝は、華厳滝や裏見滝とともに「日光三名瀑」の一つとされており、また日本の滝百選にも選ばれています。
霧降ノ滝は上下二段に分かれており、上滝の高さは25m、下滝の高さは26mで、滝の全長は75mになります。滝の頂部の幅は約3mですが、下部では約15mに広がります。
観瀑台が南側に設置されており、ここから滝壺への下り道があります。この道を往復するには約40分かかります。
また、1915年にフランス人外交官・ガロアによって発見された珍虫・ガロアムシが滝の近くで生息していることでも知られています。
霧降ノ滝の名前の由来は、滝の水しぶきが岩壁に当たっている様子が霧が降っているように見えることからきており、この特徴から「霧降の滝」と呼ばれるようになったとされています。
JR日光駅または東武日光駅から霧降の滝方面行バス乗車約15分、「霧降の滝」バス停下車、徒歩10分