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華厳滝

(けごんのたき)

高さ97メートル!日本三名瀑のひとつ

日光周辺には48もの滝が点在する中で、最も有名なのが華厳滝です。中禅寺湖の湖水が大岸壁から一気に落下する、高さ97メートル、幅7メートル、滝壺の深さ4.5メートルの壮大な姿が特徴です。

自然の雄大さと美しい形状を同時に楽しむことができるこの滝は、日本三大名瀑のひとつに数えられています。

エレベーター(有料)で約1分、100メートル下がったところに、滝壺を正面間近に見える観瀑台があります。

水しぶきが弾けながら轟音とともに水が一気に流れ落ちる様子は圧巻そのもの。梅雨明けや台風後など中禅寺湖の水量が増加する時期は、より迫力ある勇姿を楽しめます。

華厳ノ滝は季節ごとに異なる景色を楽しむことができます。5月には見事な新緑が広がり、6月にはたくさんのイワツバメが滝周辺を飛び回ります。

そして、1月から2月にかけては細い小滝である十二滝が凍るため、滝全体がブルーアイスで彩られます。四季折々の風景を楽しむことができるのです。

華厳滝は日本三名瀑として有名ですが、日光には他にも霧降滝や裏見滝、湯滝、竜頭滝など、数々の美しい滝が存在します。華厳滝を訪れたら、少し足を伸ばしてこれらの滝も訪れ、日光市内の滝巡りを楽しむこともおすすめです。

華厳滝(または華厳の滝、華厳ノ滝)は、栃木県日光市にある滝です。伝説によれば、華厳経という仏教の経典に因んで命名されたとされ、発見者は勝道上人と伝えられています。

華厳渓谷周辺には他にも阿含滝、方等滝、般若滝、涅槃滝といった滝があり、これらも五時の教判に基づいて名付けられたと考えられています。

華厳滝は、男体山の噴火によってせき止められた中禅寺湖から流れ出る唯一の出口である大谷川に存在します。落差97メートルの滝は一気に水が流れ落ちる迫力ある姿であり、日本三名瀑のひとつに数えられています。

また、霧降の滝や裏見滝と合わせて日光三名瀑とも呼ばれ、湯滝や竜頭の滝と合わせて奥日光三名瀑とも称され、日光・奥日光の両方で五つの名瀑を楽しむことができます。

華厳滝の水量は毎秒平均で約3トンと言われていますが、時には最大で55トン、最小で0.3トン以下になることもあります。大尻川では水量を制御することができ、下流には水力発電所があり、電力需要や防災のために調節されています。

中禅寺湖から漏れ出た伏流水が中段部分から現れ、無数の滝が簾のように流れ落ちており、一年中枯れることはありません。華厳滝との組み合わせにより、美しい景観が形成されています。

華厳滝の下流には華厳渓谷が広がっており、男体山の噴出物を浸食しながら現在の場所に移動してきました。

古い説では、華厳滝は800メートルほど下流に存在していたと言われています。そのため、地質的に非常に脆弱であり、1935年には岩盤が落下し、滝壺に近い位置にあった五郎平茶屋に直撃し、4人が死亡する事故が発生しました。また、1986年には滝口の一部が崩れたため、観光客の安全を考慮して補強工事が行われました。

華厳滝周辺の大谷川北岸には有料の華厳滝エレベーターがあり、エレベーターを利用して降りると滝壺を間近で見ることができます。また、エレベーターの駐車場がある渓谷北岸からも滝を見下ろせる観瀑台が設置されています。

さらに、明智平からは明智平ロープウェイを利用して中禅寺湖や男体山とともに華厳滝を一望することもできます。

華厳滝は1931年に国の名勝に指定され(「華厳瀑および中宮祠湖(中禅寺湖)湖畔」)、2007年には日本の地質百選にも選ばれました(「華厳の滝」)。

Information

名称
華厳滝
(けごんのたき)
リンク
公式サイト
住所
栃木県日光市中宮祠
電話番号
0288-53-3795
営業時間

華厳の滝エレベーター
3~11月 8:00~17:00
12月~2月 9:00~16:30

定休日

無休

料金

華厳の滝エレベーター
大人(中学生以上)570円
小学生 340円
小学生未満 無料

駐車場
有料
アクセス

電車・バス:JR日光線日光駅・東武日光線東武日光駅から東武バス中禅寺温泉行きまたは湯元温泉行きで約45分「中禅寺温泉」下車 徒歩約5分

車:日光宇都宮道路 清滝ICから約25分

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