栃木県 > 小山・栃木市 > 岩下の新生姜ミュージアム
岩下の新生姜ミュージアムは、栃木県栃木市本町にある岩下食品株式会社が運営する企業ミュージアムです。代表商品である「岩下の新生姜®」をテーマに、展示・体験・食・イベントを通して「新生姜のあるシアワセ」を体感できる施設として、全国から多くの来館者を集めています。蔵の街として知られる栃木市の街並みに、ひときわ目を引くピンク色の世界が広がる、遊び心に満ちた観光スポットです。
岩下の新生姜ミュージアムは、2015年6月20日に開館しました。前身は、2003年に開館した「岩下記念館」で、当初は美術品を展示する施設でした。しかし時代の変化とともに、「若い世代にも岩下の新生姜の魅力を伝えたい」という思いから、体験型・参加型のミュージアムへと生まれ変わりました。
開館当初からSNSで話題となり、「ちょっと変わったB級スポット」として紹介される一方、観光業界からは高い評価を受け、文化庁の食文化ミュージアム(食の体験・情報発信施設)にも認定されています。現在では、家族連れ、友人同士、観光バスツアーまで幅広い層が訪れる、栃木市を代表する観光施設の一つとなっています。
館内は大きく分けて、ミュージアムエリア、カフェニュージンジャー、ミュージアムショップの三つで構成されています。入口正面にはステージがあり、通常時は巨大な新生姜パッケージやピンク色のグランドピアノが展示され、イベント開催時には音楽ライブやトークショーの会場として使用されます。
土日祝日には、公式キャラクター「イワシカ®」によるグリーティングが行われることもあり、館内は常ににぎやかで楽しい雰囲気に包まれています。
ミュージアムエリアには、他では見られない個性的な展示やアトラクションが数多く並びます。中でもひときわ目を引くのが、全長約5メートルの「世界一大きな新生姜ヘッド」です。実際にかぶって記念撮影ができ、時間ごとにプロジェクションマッピングも上映される人気スポットです。
また、ピンク一色の空間が広がる「新生姜の部屋」や、生姜のご利益をテーマにした「ジンジャー神社」も見逃せません。ジンジャー神社では、恋愛成就や健康長寿などの願いが込められ、狛犬の代わりに角が新生姜になった「イワシカ」の像が参拝者を迎えます。絵馬やお守り、御朱印も用意され、観光気分を盛り上げてくれます。
併設のカフェニュージンジャーでは、すべてのメニューに岩下の新生姜を使用しています。ピザやカレー、ドリンク、デザートまで、30種類以上のメニューがそろい、「ひかえめ・ほどよい・たっぷり」の3段階で新生姜の風味を選べるのも特徴です。
「新生姜は漬物」という固定観念にとらわれない自由な発想から生まれた料理の数々は、初めて訪れる人にも新鮮な驚きを与えてくれます。栃木県産コシヒカリを使ったご飯や、新生姜ドレッシングの工夫など、地元とのつながりも大切にされています。
ミュージアムショップでは、岩下の新生姜や関連食品をはじめ、ぬいぐるみ、文房具、音楽CDなど、ユニークなオリジナルグッズが並びます。限定商品やコラボレーション商品を目当てに訪れるファンも多く、お土産選びの時間も楽しみの一つです。
岩下の新生姜ミュージアムを象徴する存在が、公式キャラクターのイワシカと、館内各所に展示されたピンク色のアルパカたちです。アルパカは「かわいいから」という理由で採用されましたが、その愛らしさが話題を呼び、ミュージアム全体のピンク色の世界観を形作る重要な要素となっています。
来館者によるファンアートやサイン展示も多く、企業と来館者が一体となって施設を作り上げている点も、このミュージアムならではの魅力です。
開館時間は10:00~18:00、カフェは11:00~18:00(ラストオーダー17:30)です。休館日は火曜日(祝日の場合は開館)と年末年始で、入館料は無料となっています。
アクセスは、東武日光線・JR両毛線栃木駅から徒歩約12分、または市内循環バスの利用が便利です。車の場合は東北自動車道栃木ICから約15分で、複数の駐車場が用意されています。
岩下の新生姜ミュージアムは、企業ミュージアムでありながら、エンターテインメント性と食文化の魅力を兼ね備えた観光施設です。写真撮影を楽しみたい方、ユニークな体験を求める方、そして岩下の新生姜の新たな魅力に触れたい方にとって、訪れる価値のある栃木市の新名所といえるでしょう。