徳川家康を祀る日光東照宮をはじめ、江戸時代の建造物・文化財を観覧できる歴史探訪地区。温泉地としても有名な鬼怒川では激流のを船で行くライン下りも体験できます。
日光・鬼怒川には日光東照宮、鬼怒川温泉、戦場ヶ原などの観光スポット、菊花展、日光和楽踊り、花市などの観光イベント、焼きうどん、しもつかれ、レバニラなどのご当地グルメがあります。
日光市は関東地方の北部にあり、栃木県の北西部に立地する市です。特に江戸時代に徳川家康と徳川家光の廟地になってからは、日光東照宮の門前町として参拝客で賑わいました。日光を見ずして結構と言うことなかれという言葉で、日本全国に観光地および景勝地として知られるようになりました。
明治時代に入ると、海外からも日光東照宮や中禅寺湖、日光湯元温泉、藤原などを外国人が訪れるようになり、外国人に対応する宿泊・滞在施設が整備されていき、国際観光都市の体裁が整えられてきました。
市内の観光地・景勝地には社寺があり、観光の日光としては日光連山(男体山、大真名子山、小真名子山、女峰山、赤薙山、太郎山など)や中禅寺湖、華厳滝、竜頭滝、戦場ヶ原、湯滝、湯ノ湖や日光湯元温泉があります。
さらに、鬼怒川温泉や川治温泉、湯西川温泉があり、鬼怒沼湿原、龍王峡、足尾銅山など、見どころがいっぱいです。なお、平成11年に、日光の社寺が世界遺産に登録されています。
中禅寺湖は標高が1269mで、大きな面積を持つ自然湖としては日本で最も高い場所に位置していて、紅葉の中を散歩したり遊覧船に乗ることもできます。龍王峡は、約2200万年前の海底火山の噴火でできたとわれる続く渓谷で、渓谷沿いの自然研究路では気軽にハイキングが楽しめるので観光の人気スポットになっています。
大笹牧場は、霧降高原道路沿いにある大きな観光牧場で、ウシとヒツジ、ヤギ、ウマなどの動物が放牧されていて、ブラウンスイスという品種の乳牛の牛乳やソフトクリームを食べることができます。
鬼怒川は、関東平野を北から南へと流れ利根川に合流する一級河川で、全長が176.7kmあり、利根川の支流の中で最も長い河川です。江戸時代、徳川家康の利根川東遷事業で利根川が東遷され、鬼怒川に近い流路に付け替えられたので、鬼怒川は利根川に注ぐ河川になりました。
鬼怒川の上流部は火山地帯で渓谷は深く、川の色が深緑色で、川辺には白い大きな岩も目立ちます。また、流域には奥鬼怒温泉郷や女夫渕温泉、川俣温泉や湯西川温泉、川治温泉や鬼怒川温泉、日光湯元温泉などの温泉地があります。
数多い鬼怒川の温泉で有名なのが、その名の通り鬼怒川温泉で、鬼怒川上流域に位置しています。箱根や熱海と並んで東京の奥座敷と呼ばれ、多くの観光客で賑わいを見せています。なお、温泉は、アルカリ性単純泉や単純泉です。
日光東照宮は、江戸幕府初代将軍・徳川家康の霊を祀る神社で、陽明門に代表される華やかな建築物で知られています。これは神仏混合の様式を取り入れた、他に類を見ない建築です。久能山東照宮・上野東照宮と共に三大東照宮の一つに数えられ、5件8棟の建造物が国宝に指定され、34棟が重要文化財に指定されています。 概要 日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)は、関東地方北部の栃木県日光市に所在する神社です。江戸幕府初代将軍・徳川家康を神格化した東照大権現(とうしょうだいごんげん)を主祭神として祀る、日本全国の東照宮の総本社的存在です。正式名称は「東照宮」ですが、他の東照宮との区別のために「日光東照宮」とも呼ば...»
江戸時代の文化を体感できるカルチュラルパークです。入口の関所に足を踏み入れると、広大な敷地には、実物さながらの大江戸 八百八町の町並みが再現されていて、関所街道、宿場町、商家街、忍者の里、武家屋敷が立ち並び、武士や町娘たちが出迎えてくれます。 まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような体験ができます。園内では大忍者劇場で迫力満点のアクションショーなど、至る所でショーが開催されており、楽しみどころがたくさんあります。 江戸時代の衣装に着替えて、江戸の人々になりきって散策することもできます。江戸時代の人々とふれあいながら、江戸の息吹を感じることができます。 さらに、子供たちには忍者や新撰組...»
日光周辺には48もの滝が点在する中で、最も有名なのが華厳滝です。中禅寺湖の湖水が大岸壁から一気に落下する、高さ97メートル、幅7メートル、滝壺の深さ4.5メートルの壮大な姿が特徴です。 自然の雄大さと美しい形状を同時に楽しむことができるこの滝は、日本三大名瀑のひとつに数えられています。 エレベーター(有料)で約1分、100メートル下がったところに、滝壺を正面間近に見える観瀑台があります。 水しぶきが弾けながら轟音とともに水が一気に流れ落ちる様子は圧巻そのもの。梅雨明けや台風後など中禅寺湖の水量が増加する時期は、より迫力ある勇姿を楽しめます。 華厳ノ滝は季節ごとに異なる景色を楽しむことが...»
日光市街と中禅寺湖・奥日光を結ぶ、特徴的なカーブが48箇所もある急な坂道の観光道路、いろは坂。 この道路は下り専用の第一いろは坂と、上り専用の第二いろは坂の2つの坂で構成されており、二つの坂を合計すると48か所もの急カーブがあることから「いろは48音」にたとえてこの名がついたとされています。 カーブごとに「い」「ろ」「は」・・・の看板が立っており、楽しみながらドライブを楽しむことができます。急な上り坂が続き、標高差は440メートルです。 第二いろは坂(上り専用)の途中にある明智平展望台からは素晴らしい景色が広がり、第一いろは坂を望むこともできます。 秋には日光で最も紅葉の美しいスポット...»
豊かな自然の中禅寺湖の湖畔に立つ多くの優雅な別荘は、明治時代の中ごろから昭和初期にかけて、外国人や各国の大使館が建てた別荘で、国際的な避暑地として栄えました。 園内にある建物は、1928年にイタリア大使館の別荘として建てられ、1997年まで歴代の大使が利用していました。 公園には本邸と副邸の2棟があり、本邸は床板や建具、家具などをできるだけ再利用して復元され、副邸は「国際避暑地歴史館」として整備され、かつての歴史を紹介しています。 公園の周辺には小道や橋、桟橋があり、中禅寺湖の美しい景色を楽しむことができます。特に本邸のテラスからは中禅寺湖や周辺の山々が一望でき、桟橋からは男体山の姿を眺...»
奥日光の国際避暑地・中禅寺湖の豊かな自然と英国の文化の歴史を楽しめる公園です。 中禅寺湖畔には明治中頃から昭和初期にかけて、多くの外国人別荘が建てられ、国際避暑地として賑わいました。 公園内の建物は、英国外交官で明治維新に大きな影響を与えたアーネスト・サトウの個人別荘として建てられ、後に英国大使館別荘として使われました。現在はその姿を復元しています。 内部では、国際避暑地の歴史や英国文化に関する展示が行われています。また、2階の広縁からは、サトウが愛した中禅寺湖畔の美しい風景を楽しむことができます。 アーネスト・サトウは奥日光を愛し、明治5年に初めて訪れ、3年後には「日光案内」というガ...»
華厳ノ滝と中禅寺湖のそばに位置し、奥日光の自然や歴史を映像設備などを活用して、楽しく学ぶことができるミュージアムです。 奥日光の情報発信基地であり、ビジターセンターとしても機能し、四季折々の最新の自然情報やハイキングコースの案内、自然体験イベントなど、幅広い活動を行っています。 館内には最新のデジタル技術を駆使した体験型展示が行われています。ネイチャーガイドによる自然体験やスノーシューハイキング、バードウォッチング、星座鑑賞、トレッキングなどさまざまなイベントも開催されています。 自然系展示室では、最新のデジタル技術を活用した没入感のある映像で奥日光の雄大な自然を体感できます。 また、...»
奥日光の中心に位置する中禅寺湖は、約2万年前に男体山の噴火によってできた溶岩が渓谷をせき止め形成された堰止湖で、海抜高度1,269メートルに位置し、日本でも屈指の高さを誇る湖です。 湖は透明な水を湛え、周辺は四季折々の美しい景色を楽しむことができます。特に初夏のツツジや秋の紅葉が見事です。 日本百景にも選ばれており、湖畔には日光二荒山神社中宮祠や日光山中禅寺(立木観音)、中禅寺温泉、華厳滝、竜頭滝、戦場ヶ原など、奥日光を代表する見どころが数多くあります。 キャンプ場や貸しボート、遊覧船なども湖畔にあり、アウトドアレジャーを楽しむこともできます。大きなホテルや旅館、みやげ屋が立ち並んでいて...»
奈良時代に創建された日本の大本山で、東叡山・比叡山と並ぶ、日光の社寺を代表する広大な敷地を持つお寺です。 この輪王寺は、日光山全体を指す総称であり、山内には多くの支院が存在しています。 境内は2つのエリアに分かれており、東照宮に近い山内には三仏堂や宝物殿などがあり、多くの参拝者が訪れます。また、奥日光にも中禅寺や温泉寺があり、こちらも輪王寺の支院として機能しています。 歴史は非常に古く、奈良時代に遡ることができます。日光開山の祖である奈良時代の僧・勝道上人が766年に四本龍寺を建てたのが始まりで、その後、日光山全体を統合しました。日光山は、天台宗の三本山の一つとして位置づけられていました...»
日光山の開祖である奈良時代の僧・勝道上人は、前人未到の男体山の頂上(標高2,486m)に到達した後、延暦3年(784年)に中禅寺を建立し、修行の場としました。 当初は男体山の登拝口の方にありましたが、明治35年(1902年)の大山津波をきっかけに、中禅寺湖の歌ヶ浜に移転しました。 中禅寺は坂東三十三観音霊場の第十八番札所に位置し、立木観音や波之利大黒天など、特徴的な仏像が祀られています。 日光山輪王寺の別院であり、日本国の重要文化財に指定されている日光山開山の祖である勝道上人が彫った十一面千手観音菩薩が祀られています。 この観音像は、勝道上人が中禅寺湖上で千手観音様の姿を目にし、一本の...»
日光の中でも特に美しい「戦場ヶ原」の奥に広がる温泉地で、金精峠の麓にある湯ノ湖の湖畔に広がり、白根山などの高い山々が背後に迫る風景が特徴です。 ここでは、四季折々の美しい花々の変化を眺めながら温泉に浸かることができます。泉質は硫黄泉で、温泉の効能は神経痛やリウマチに効果があると言われています。ここでの滞在は心身のリフレッシュに最適です。 近代的な建物が多い中でも、静寂な雰囲気が漂っており、新緑や紅葉の季節を始め、一年中、スキーやキャンプ、登山の拠点として多くの観光客を迎えています。 また、湯ノ湖一周や湯滝を通り、戦場ガ原、中禅寺湖へと続くハイキングコースも整備されており、刈込・切込湖を経...»
男体山の噴火によってできた中禅寺湖の北岸に位置し、中禅寺立木観音や二荒山神社中宮祠の周辺に広がる、古くから避暑地として親しまれてきた温泉地です。 源泉は日光湯元温泉で、1951年から引湯が始まりました。日光湯元温泉の泉質は硫化水素泉で、約78度の非常に高温の源泉ですが、約12キロメートルの距離を移動する間に入浴に適した温度になります。 中禅寺温泉街は、二荒山神社中宮祠の周辺にホテル、旅館、民宿などが約10軒ほど存在しています。 また、中禅寺湖周辺は観光の拠点としても利用されており、東北岸には湖上の遊覧船乗り場やボートの貸し出し、お土産店などが湖畔に並んでおり、観光温泉の雰囲気が漂っていま...»
鬼怒川温泉街と楯岩をつなぐ歩道専用の吊橋です。全長約140メートルで、鬼怒川の急流や美しい山々を一望することができます。 橋の高さは約40メートルで、大岩を抜けるように架かっています。 楯岩は高さ約70メートルで、戦いの時に使われる楯に似ていることからその名が付けられました。 楯岩の頂上には展望台があり、鬼怒川の清流や温泉街、遠くの鶏頂山など、素晴らしいパノラマが広がっています。 春は山々の花々、夏は涼しい川の流れ、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の美しい自然が広がる鬼怒川温泉。その魅力を肌で感じられるのが、温泉街と名勝「楯岩」を結ぶ鬼怒楯岩大吊橋です。 この歩行専用の大吊橋は、...»
渓谷美が美しい日光奥の景勝地です。周囲には日光東照宮や華厳の滝、鬼怒川温泉郷など、自然に囲まれた豊かな観光地が広がっています。日差しを浴びてマイナスイオンに満ちた渓谷美は、その美しさに魅了されること間違いありません。 憾満ヶ淵周辺には、「化地蔵」と呼ばれる約70体の地蔵群が点在しています。数えるたびに数が異なると言われる不思議な由来を持つ地蔵たちは、毎年2月に開催される「日光キャンドルページェント」で約3500本のキャンドルに照らされ、幻想的な光景を見せてくれます。 大谷川の小渓谷は、男体山から噴出した溶岩によって形成された奇勝です。川岸には巨岩があり、その上には晃海僧正によって造られた不...»
かつて「日本一の鉱都」と呼ばれ、栄えた歴史を持つ銅山です。その坑内を観光することができます。閉山後、一部の坑道が開放され、トロッコ電車に乗って薄暗い坑道を進むと、当時の鉱石採掘の様子がリアルな人形で再現されています。 また、銅の製錬過程などが展示されている「銅資料館」などの資料館も併設されています。敷地内にはレストハウスもあります。 毎年8月にはナイトツアーが開催され、足尾銅山ならではの体験型イベントなどが楽しめます。 足尾銅山の坑道跡を活用して1980年に開設されました。坑内電車に乗って全長700メートルの坑道を見学することができます。 途中では39体の人形を使って銅鉱採掘の様子が再...»
関東地方でも雄大な渓谷美に彩られた素晴らしい温泉街です。 江戸時代に発見され、当時は日光詣の僧侶や大名だけが入浴を許されていた由緒ある温泉です。 明治時代以降、一般にも開放されるようになり、多くの観光客が訪れるようになりました。 鬼怒川渓谷沿いには数多くの旅館やホテルが建ち並び、関東地方有数の大規模な温泉地として発展しました。 泉質はアルカリ性の単純温泉であり、神経痛や五十肩、疲労回復、健康増進に良いとされています。また、無味無臭でくせがなく、肌にも優しいため、多くの人々が楽しむことができます。 周辺は自然に囲まれており、江戸ワンダーランドや東武ワールドスクウェアなどのテーマパークも...»
ゆばは大豆の加工品のひとつで、豆乳を作り、これを煮たとき表面にできる薄い膜を引き上げたものである。山岳宗教の盛んな時代に全国から集まった僧や修験者たちが、魚類に代わるたんぱく食品として重宝し、その後皇室、僧侶、神官の方々の重要な食品として、今に伝わる。同じゆばでも、京都のゆばは仕上がりが平たい、幾重にも巻き上げる日光のゆばはボリュームがあって丸いなど、地域によって特色があり異なる風味が楽しめる。漢字表記も京都は「湯葉」、栃木は「湯波」と違っているのもおもしろい。...»
塩と米酢でしめた最高級のマス、日光ゆば、高根沢産コシヒカリを使用した手作りの鱒寿し。全国弁当グランプリでグランプリに輝いたほか、「王様のブランチ」おすすめ駅弁ベストテン1位、青春18きっぷ駅弁甲子園準優勝など受賞多数。 日光鱒鮨本舗 無添加で、化学調味料などを一切使わず、自然の素材をいかした『鱒寿し』。新鮮なマスを利用し、機械を使わず丁寧に手作りされている。また、日光を代表する名産品のゆばを使った弁当や、鱒寿しやちらし寿しを笹で包んだ『ささむすび』も人気。素材は厳選した新鮮なものを使用している。...»
ニッコウイワナはきれいで冷たい水の場所に生息し、栃木県北部から西部の河川源流域を中心に住む。平成6年に、わずかに生き残っていたニッコウイワナが地元漁協と栃木県水産試験場により、日光市の奥深い山渓で発見された。この時に人工授精で誕生した851尾の稚魚が、栃木県「ニッコウイワナ」の始祖。本来、デリケートで育てるのが困難な魚だが、栃木県の美しい水と養殖技術で育てられている。川魚独特の臭みや苦味がないので、塩焼きはもとより、炊き込みごはん、甘露煮や天ぷらなど、丸ごとそのまま食べることができる。 旬 4月 5月 6月 7月 8月...»
日光東照宮で有名な日光名産の漬物。醤油を作る過程でできる熟成したもろみのような“たまり”に、らっきょうを飴色になるまで漬け込んだもの。らっきょうが発酵熟成し、たまりの旨みが凝縮された味わい。 一般的な甘酢漬のほかに、はちみつを使用した黄金色のものや、ワインや紫蘇を加えて淡い赤色にしたものなどがある。また、味噌が熟成したときに表面に染み出る“たまり”に漬け込んだものも有名だ。良質のらっきょうのシャキシャキの食感と、豊かな風味を楽しめる。...»
小麦粉と黒糖を練り込んで作った生地で、あんを包んで蒸して作られる、手のひらより少し小さいくらいのまんじゅうで、栃木県の鬼怒川温泉周辺の名物となっている。”鬼怒川温泉のまんじゅう”は、あんだけを包んで作ったものが”小倉”と呼ばれ、もっとも一般的なものになるが、小倉に限っても、お店によって、皮のツヤや色合い、食感、味わいが違うだけでなく、なかのあんにもこだわりがあり、様々な味わいが楽しめる。栗とあんのコンビがおいしい”栗入り”も人気。食べ歩きでバリエーションを楽しんで欲しい。...»
全国有数のそばの生産地である栃木県。なかでも日光市今市地区は、作付面積、収穫量ともに県内屈指であり、そば処として有名だ。豊かな自然と日光山麓からの名水、そして、日光街道の宿場町としての歴史が、そば食文化を育み、数多くの手打ちそば処が軒を連ねている。栃木県は、人口当たりのそば店舗数が全国トップクラスで、毎年11月の新そばの時期には、そば祭りが盛大に行われるなど、生活の中に“そば”が深く根づいている。...»
日光国立公園内の高原地帯です。赤薙山の中腹に広がる標高1,300m~1,600mの高原地域「キスゲ平」や、日光三名瀑の一つ「霧降ノ滝」などの自然景観が広がり、ハイキングコース、キャンプ場、ゴルフ場などの観光施設、そして別荘地も整備されています。こうした施設を活用して、一年中リゾートとして楽しむことができます。 キスゲ平 高山植物の宝庫であり、春から秋まで、100種類以上の花が咲き誇ります。3月下旬にはマンサク、4月から6月にかけてはカタクリやツツジ類が美しい花を咲かせ、6月中旬から7月にかけてはニッコウキスゲの群落も見どころです。 特にニッコウキスゲの群生地として有名です。6月下旬から7...»
日光市所野に位置する滝で、利根川水系の板穴川の支流である霧降川に存在します。この滝は、華厳滝や裏見滝とともに「日光三名瀑」の一つとされており、また日本の滝百選にも選ばれています。 霧降ノ滝は上下二段に分かれており、上滝の高さは25m、下滝の高さは26mで、滝の全長は75mになります。滝の頂部の幅は約3mですが、下部では約15mに広がります。 観瀑台が南側に設置されており、ここから滝壺への下り道があります。この道を往復するには約40分かかります。 また、1915年にフランス人外交官・ガロアによって発見された珍虫・ガロアムシが滝の近くで生息していることでも知られています。 霧降ノ滝の名前の...»
戦場ヶ原は、男体山と赤城山の神々が中禅寺湖を巡って争ったという神話に由来する場所です。昔は湖でしたが、今では広大な湿原として400ヘクタールもの広さを誇っています。この湿原には350種類もの植物が生息し、また多くの野鳥が生息することから、「国際的に重要な湿地」として認められ、ラムサール条約に登録されています。 湿原を囲むように自然研究路が整備されており、約2時間で歩けるハイキングコースもあります。男体山を背景にした展望ポイントからは、広大な湿原が一望でき、自然の美しさを感じることができます。一年中楽しむことができますが、特にワタスゲやホザキシモツケが見頃の6月中旬から8月上旬、草紅葉が美しい...»
元禄2年(1689年)、俳句の巨匠 松尾芭蕉が奥の細道の旅で日光を訪れ、この滝を見て「暫時は滝にこもるや夏の初め」という句を詠んだことで知られる、高さ約20メートルの裏見滝。 この滝は、大谷川の支流である荒沢川の上流に位置しています。現在は参拝することはできませんが、滝の裏には不動明王が祀られています。 日光は日本でも有名な滝の多い地域であり、その中でも華厳ノ滝、霧降ノ滝、裏見ノ滝は「日光三名瀑」と呼ばれています。 日常の騒がしさを離れて、ゆったりと日光三名瀑めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。自然が好きな方や癒しを求める方にとって、特におすすめの滝です。 裏見滝は、時には「裏...»
“いもぐし”は、茹でたり蒸した里いもを、串で刺して焼き、味噌を塗ったもの。主に栃木県日光、那須地方で食べられる郷土料理で、各地の儀礼や行事に欠かせない料理として深く根付いている。例えば、那須塩原の旧家では、正月にもちを食べずに、蓑(みの)・笠(かさ)を身に着け、いもぐしを食べる風習が現代にも残っている。また、西那須野町の家庭では正月にいもぐしを肴におとそが飲まれるほか、日光市では、田植えや取り入れの終わったあとの会食などに、いもぐしともちが食べられるそうだ。 くしいも もちの代わりに食べられた那須の郷土食 那須地方で作られている郷土食のひとつで、さといもを串に刺して、ねぎ味噌やごま味噌を...»
日光のゆばは、修行僧の高タンパク質の携帯食として昔から造られていました。豆乳ゆばラーメンは、ゆばを造る豆乳と鶏がらベースのスープを合わせオたリジナルスープで、トッピングには、大判の生ゆばをのせ、白胡麻で風味をつけた塩ラーメン。クリーミーな豆乳入りスープと、とろとろの引き上げ湯波が好相性。 あさやレストハウス 神橋の目の前に立ち、神橋が望める席もあるレストラン。湯波の一品料理からそば、うどん、ラーメンなど幅広いメニューが揃う。刺身や佃煮、串揚げ湯波などさまざまな湯波料理をセットにした湯波の会席膳、ゆばを使った8品の洋ランチ、彩りゆばランチ1600円も好評。予約がおすすめ。...»
ラッキョウ・しょうが・キュウリ・なす・大根などの野菜を塩漬けしたのち、みそや醤油の製造過程でできる「たまり液」をもとにした調味液に漬けこんだ漬物。栃木県地方では味噌の上澄み(たまり)に色々な野菜を漬け込む風習があり、各家庭で作られてきた地方独特の漬物を、栃木県今市市(現日光市)で商品化されたものとされる。野菜をあらかじめ塩漬けすることで、風味を閉じ込め、独特の歯ごたえを生み出している。旧今市市内の国道号バイパスにはたまり漬けなどを販売する漬物店が立ち並び、地元では「つけもの街道」と呼ばれるほど。...»
栃木を語る上で忘れちゃならないチーズケーキ。知る人ぞ知る激戦区だ。古くから観光地として注目が高く、戦前より国外からも集客する栃木県にはいち早く洋菓子文化が伝来した。生産量が北海道に次ぐ全国第2位と豊富な牛乳はバラエティに富み、チーズケーキが独自の発達をみせた。近年は、おみやげとしても話題をさらう。特に観光客に人気の日光・那須エリアでは、牧場の数も多いことから、あらゆる種類のチーズケーキが楽しめる。定番のベイクドから、さわやかなレア、ふわっととろけるクリームなど各店の個性を味わいつくしたい。...»
半世紀にわたり日光・鬼怒川の銘菓として親しまれてきたお土産和菓子。鬼怒川の清い流れをイメージした口当たりの優しい甘味である。皮の生地は、卵と砂糖で水を全く使わずに練り上げられ、そのまま寝かせることなく薄く延ばし、型抜きされる。その後、世界に一台しかない特殊な運行窯の上で、両面を手焼きに近い状態で丹念に焼いている。焼きあがった皮で餡を挟み合わせ、約半日近く寝かせることにより、しっとりとした口当たりの良い独特の食感が生まれる。 バターなどの油脂を一切使わずに小麦粉と砂糖を卵で練り上げた生地を焼き上げた和風クッキーで小豆餡をサンドしています。小豆の爽やかな香りとしっとりながらもホロっとほどける口あ...»
熊本県阿蘇地方の恵まれた自然の中で育った乳牛から生まれ、自然な甘み・豊かな風味ともに優れている。一般乳牛に比べ乳量が少ないが、高タンパク・高脂肪・高カルシウムで、栄養価の優れた牛乳として高い評価を受けている。特にカルシウム・タンパク質(アミノ酸)など、良質で豊富な栄養素が一般乳牛の約2割近くも多く含まれている。高級ブランドとして有名で、地元でも大人気。酪農家自家製の牧草を与え、良質なジャージー牛乳の生産に取り組んでる。希少で、風味も栄養も優れた贅沢な味わい。...»
日光白根山は、栃木県日光市と群馬県利根郡片品村の境界に位置し、標高2,578mを誇る山です。日光火山群の北西端に位置する活火山であり、西方への溶岩流の上に主峰・奥白根(おくしらね)などの溶岩ドームが形成されています。深田久弥が選定した「日本百名山」の一つでもあり、火山噴火予知連絡会によって火山防災の観点から監視・観測体制の充実が必要とされています。また、日光白根山は北関東以北で最も高い山であり、中部地方に属さない山としても最高峰を誇ります。 名称の由来と特徴 『白根山』という名称は、古来より山頂が雪で白く染まる様子を表現したもので、日本各地に同名の山が存在します。そのため、他の白根山と区別...»