大瀬観光やなは、栃木県芳賀郡茂木町大瀬に位置する、那珂川最大級の観光やなとして知られています。毎年7月から10月末にかけて那珂川上流に設置され、夏の名物として多くの観光客が訪れます。とれたての鮎を味わえるほか、魚のつかみ取り体験もでき、親子連れに大変人気のスポットです。
大瀬観光やなが設置される場所は、栃木県道338号芳賀茂木線にかかる大瀬橋のすぐ上流。那珂川に流れ込む魚の習性を利用した伝統的な「やな漁」を間近で見られる貴重な観光地です。期間中は、川の流れに組まれた木製のやなに鮎がかかる様子を観察でき、夏らしい風情を楽しめます。
併設のレストランでは、名物の鮎の塩焼き、鮎料理の定食、またウナギなどの川魚料理も提供されており、那珂川の清流が育んだ旬の味覚を心ゆくまで堪能することができます。
大瀬観光やなの食堂は年中営業しており、やなシーズン以外でも那珂川を眺めながらの食事が楽しめます。特に11月中旬から5月上旬にかけては「牡蠣小屋」として営業し、宮城県・奥松島から直送された新鮮なカキを使った料理が人気を集めています。四季を通して異なる味覚に出会えることも、大瀬観光やなの大きな魅力です。
那珂川自然公園内に位置する大瀬地区は、美しい自然が広がる景勝地としても知られています。特に夏から秋にかけては、那珂川最大級の観光やなが設置され、訪れる人々に季節の風情や自然美を存分に楽しませてくれます。レストランのテラス席から眺める川面のきらめきや、涼しい川風は格別で、自然と触れ合いながらゆったりと過ごすことができます。
大瀬観光やなは、2019年10月の台風19号による大規模な水害で甚大な被害を受けました。那珂川の増水により建物3棟が濁流に流され、食堂棟は鉄骨を残して全壊するなど深刻な損失が発生しました。当時の被害額は約8千万円にのぼり、観光地としての存続すら危ぶまれる状況でした。
しかし、2020年には唯一残った厨房棟の2階を改装して仮営業を開始し、地域の期待の中で復興が進められました。旧食堂跡地には高床式・鉄骨造の新食堂棟が建設され、車椅子でも利用できるスロープが備えられるなど、より快適な施設へ生まれ変わりました。2020年10月には本格営業を再開し、翌2021年には2年ぶりに観光やなが復活。地域の象徴として再び多くの人々を迎えています。
周辺には清流那珂川と大瀬橋が広がり、川辺の美しい風景を楽しみながら散策することができます。
やな漁見学や魚のつかみ取り体験は特に子どもたちに人気。思い出づくりに最適です。
鮎の塩焼きや季節の川魚料理、そして冬季の牡蠣料理など、旬の味覚を堪能できます。