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矢板温泉

(やいた おんせん)

矢板温泉は、栃木県矢板市に点在する温泉・鉱泉を総称した呼び名です。市内には複数の個性豊かな温泉施設や鉱泉宿があり、古くから地域の人々の保養地として親しまれてきました。なお、「矢板温泉」という名称自体は矢板温泉まことの湯の登録商標であり、一般的には便宜上、矢板市内の温泉群を指す名称として使われています。

矢板市は日光・那須・塩原といった栃木県を代表する温泉観光地の中間に位置し、自然に囲まれた落ち着いた環境が魅力です。観光の合間に立ち寄れる日帰り温泉から、湯治文化を感じられる鉱泉宿まで、多彩な温泉体験が楽しめます。

市街地周辺の温泉施設

矢板温泉まことの湯

矢板温泉まことの湯は、旧「館の川矢板温泉」を前身とし、2010年にリニューアルオープンした日帰り温泉施設です。地下約1500メートルから湧き出す約75度の高温泉を、源泉かけ流しで楽しめる点が大きな特徴で、遠方からも多くの温泉愛好家が訪れます。

内湯と開放感あふれる露天風呂が備えられ、泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉。無色透明でやわらかな肌触りが特徴とされ、入浴後は体の芯から温まると評判です。施設内には無料の足湯や温泉卵を作れる蒸し器もあり、気軽に温泉文化を楽しむことができます。

また、食事処「まこと庵」では、ここでしか味わえない名物料理が提供され、併設の貸別荘「ビラ矢板温泉」では別荘感覚での宿泊も可能です。春から夏にかけてはハーブが咲き誇るアグリパークやBBQ場も利用でき、温泉と自然を同時に満喫できます。

城の湯やすらぎの里(城の湯温泉センター)

城の湯やすらぎの里 城の湯温泉センターは、矢板市の史跡である川崎城跡の麓に位置する、市営の温泉施設です。地域住民の憩いの場として親しまれており、令和6年4月からは宿泊棟も併設され、滞在型の利用も可能となりました。

大浴場と露天風呂では、豊富に湧き出る良質な湯を楽しむことができ、露天風呂では季節に応じて「しょうぶ湯」「りんご湯」「ゆず湯」などの変わり湯も実施されています。泉質は単純温泉で、やさしい湯ざわりが特徴です。

さらに、研修やイベントに対応できる貸会場、BBQやキャンプ、レンタサイクルなどのアウトドア設備も整っており、ファミリーや団体、ビジネス利用まで幅広く対応しています。

自然に囲まれたリゾート・鉱泉地

コリーナ矢板

コリーナ矢板は、「人間・自然・健康」をテーマに、自然林の中に開発されたリゾートタウンです。別荘地とリゾートホテルを中心に構成され、温泉やスポーツ・レジャー施設が整っています。

泉質はナトリウム-硫酸塩・塩化物泉で、旅の疲れを癒やすのに適した温泉です。静かな環境の中で、リゾート気分を味わいながらゆったりと過ごすことができます。

寺山鉱泉・小滝鉱泉・赤滝鉱泉

矢板市北部の高原山麓には、昔ながらの湯治場の雰囲気を残す鉱泉宿が点在しています。寺山鉱泉は鉄鉱泉(明礬緑礬泉)として知られ、長期滞在の湯治客にも利用されてきました。

小滝鉱泉は弱酸性の冷鉱泉で、美肌効果が期待される泉質が特徴です。送迎サービスもあり、自然に囲まれた静かな環境での入浴が楽しめます。赤滝鉱泉は含鉄泉で、家庭的な雰囲気と人懐こい家猫の存在も訪問者の心を和ませてくれます。

矢板温泉の歴史と魅力

矢板温泉の歴史は古く、小滝鉱泉は明治25年(1892年)創業、矢板温泉(館の川)は平成2年(1990年)に湧出、城の湯温泉センターは平成4年(1992年)に開湯しました。時代とともに形を変えながらも、人々の健康と癒やしを支えてきた存在です。

自然、歴史、そして多様な泉質を一度に楽しめる矢板温泉は、静かに温泉を味わいたい方におすすめの温泉地です。観光の拠点としても、日常の疲れを癒やす場所としても、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

Information

名称
矢板温泉
(やいた おんせん)

塩谷・喜連川温泉

栃木県