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おしらじの滝

高原山にひっそりと佇む「幻の滝」

おしらじの滝は、栃木県矢板市の名峰・高原山に位置する、知る人ぞ知る神秘的な滝です。総合旅行情報サイト「LINEトラベルjp」の第1回旅人大賞に選ばれたほか、2022年6月にはテレビ番組「めざましテレビ」にて「雨の日に行きたい自然体感スポット」ランキング第2位に選出されるなど、近年その魅力が全国的に注目を集めています。

最大の特徴は、条件がそろった時にのみ現れる幻想的な景観から「幻の滝」と呼ばれている点です。普段は沢の水量が少なく、滝として流れる姿を見ることは稀ですが、澄み切った青色の滝つぼは一年を通して枯れることなく、静かに訪れる人を迎えてくれます。

名前の由来と「おしらじブルー」の神秘

「おしらじ」とは、古語で壺(つぼ)を意味する言葉です。その名の通り、この滝の最大の見どころは、壺のように深くえぐられた滝つぼにあります。光の差し込み具合や水量、天候などの条件が重なると、滝つぼは息をのむほど美しい青色に輝き、「おしらじブルー」と称される幻想的な光景を生み出します。

特におすすめとされるのは、雨上がりの午前中です。沢の水が増し、木々の合間から柔らかな日差しが差し込む瞬間には、神秘的な青い滝つぼと出会える可能性が高まります。その美しさは、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚を与えてくれるでしょう。

自然と調和する静寂の空間

山の駅たかはらから那須塩原方面へ車で約5分の地点にある駐車スペースから、遊歩道を約10分ほど下ると、おしらじの滝に到着します。道中は、人が踏み固めてできた自然の小径が続き、木漏れ日、鳥のさえずり、澄んだ空気に包まれながらの散策を楽しむことができます。

滝つぼにたどり着いた瞬間、山の緑と神秘的なブルーの水面が織りなす光景が広がり、その静かな美しさに思わず息をのむことでしょう。水の少ない時期には滝そのものが見られないこともありますが、それでもなお、ひっそりと佇む滝つぼの存在感は訪れる人の心に深く残ります。

見学時の注意事項

安全に楽しむために

おしらじの滝を訪れる際には、いくつか注意点があります。遊歩道にはぬかるみや濡れた石など、滑りやすい箇所が多く見られますので、登山靴や滑りにくい靴を着用し、十分に注意して通行してください。

また、遊歩道入口から滝周辺にかけては、携帯電話やスマートフォンの電波が圏外となります。事前に同行者と連絡を取り合い、無理のない行動を心がけましょう。

立ち入り制限について

滝つぼ周辺は危険なため、観ばく台より先は立ち入り禁止となっています。滝を鑑賞する際は、必ず観ばく台に設けられた柵の内側からご覧ください。安全確保のため、ルールの遵守をお願いいたします。

野生動物への注意

この周辺では、熊の目撃情報も報告されています。熊よけの鈴を携帯するなど、十分な対策を行ってください。なお、山の駅たかはらでは熊よけ鈴のレンタルも行っています。

冬季の通行規制について

冬季(12月上旬~3月末頃)は、山の駅たかはらから那須塩原市側の道路が通行止めとなるため、車でのアクセスはできません。ただし、矢板市街地から山の駅たかはらまでの道路は、冬季閉鎖期間中でも通行可能です。訪問の際は、事前に道路情報をご確認ください。

アクセス情報

電車・車利用:
JR宇都宮線・矢板駅から車で約35分

車:
東北自動車道 矢板ICから約40分
矢板北スマートICから約30分

現地:
「山の駅たかはら」から那須塩原方面へ約2km地点の駐車場より、遊歩道を下って約10分

偶然の出会いが心に残る特別な滝

おしらじの滝は、いつ訪れても必ず滝の流れが見られる場所ではありません。だからこそ、条件が重なり、幻想的な「おしらじブルー」に出会えた時の感動は格別です。「もし出会えたら、きっといいことがありそう」と言われるこの滝は、自然の神秘と偶然の美しさを教えてくれる存在です。

高原山の豊かな自然に包まれながら、静かに佇む幻の滝を訪ねるひとときは、日常を忘れさせてくれる特別な体験となることでしょう。

Information

名称
おしらじの滝

塩谷・喜連川温泉

栃木県