道の駅 湧水の郷しおやは、栃木県塩谷郡塩谷町を南北に貫く国道461号沿いに位置する道の駅です。全国名水百選に選ばれた「尚仁沢湧水」にちなんで名付けられた施設で、名水に育まれた農産物や食文化、そして塩谷町ならではの自然や歴史の魅力を発信する地域交流の拠点となっています。
施設の外観は、塩谷町出身の作曲家船村徹にちなみ、ピアノの鍵盤をモチーフにした個性的なデザインが特徴です。訪れる人をやさしく迎え入れるその姿は、「音楽と名水の里・塩谷町」を象徴する存在として親しまれています。館内には船村徹が幼少期に使用したピアノも展示され、地域の文化や人物に触れることができます。
2012年(平成24年)6月、県内20番目の道の駅としてオープンした湧水の郷しおやは、尚仁沢湧水の清らかな水に育まれた農産物や食を楽しめる施設です。西には日光連山、北には高原山、南には鬼怒川を望む美しい自然環境に囲まれ、立ち寄るだけで心が安らぐ風情豊かな場所となっています。
農産物直売所では、地元農家が丹精込めて育てた朝採れの新鮮野菜がずらりと並びます。尚仁沢湧水の清水と澄んだ空気に育まれた野菜は、味が濃く、安全・安心であることから、地元の方々にも長く愛されています。
直売所では、いちご、トマト、米、にら、白菜、キャベツ、しいたけ、ニンニク、ごぼう、菊など、季節ごとの旬の農産物を豊富に取り揃えています。肥料や生産工程にこだわったオーガニック志向の野菜も多く、訪れるたびに新たな出会いがあるのも魅力です。
施設内の飲食エリアには複数の店舗が並び、塩谷町ならではの名物グルメを楽しむことができます。名水を使った料理や地元食材をふんだんに使ったメニューは、観光客はもちろん、地元の人々にも好評です。
農村レストランでは、尚仁沢の名水を使用した「湧水そば」が看板メニューとして人気を集めています。そのほか、豚丼、牛すじカレー、とちいちごソフトクリーム、鮎やイワナの塩焼きなど、素朴ながらも素材の良さを活かした料理が味わえます。ドライブ途中の休憩や、観光の合間の食事に最適です。
道の駅内には地域交流センター(交流館)が併設されており、塩谷町の観光案内や多目的ホール、会議室の利用受付を行っています。町の見どころやイベント情報を知りたい方は、まず立ち寄りたい場所です。
敷地内には芝生広場が整備され、軽い運動や子どもたちの遊び場として利用できます。周囲の自然を感じながら過ごす時間は、旅の思い出をより豊かなものにしてくれます。
駐車場は24時間利用可能で、小型車約90台以上、大型車6台、障害者用スペースも完備されています。トイレも24時間利用でき、オストメイト対応の多機能トイレを備えるなど、誰もが安心して利用できる施設となっています。
道の駅 湧水の郷しおやは、名水に育まれた農産物と食、豊かな自然、そして塩谷町の文化を一度に体感できる魅力あふれる道の駅です。旅の休憩はもちろん、地域の魅力を深く知る観光拠点として、ぜひ立ち寄りたい場所といえるでしょう。